格安ホームページ制作

295. 青竜の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代中国の怪物青竜は、長い舌を出した竜の姿をしていた…らしい。→注

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青竜さん、4853歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。モンダミンがない!舌が長大すぎ、歯ブラシでウォッシュしきれん!口臭が心配だー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の青竜シニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他エチケットに気を配るのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに青竜シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代中国には、アース製薬はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
青竜も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「東方青竜」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、道教において人格神化するのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう青竜なのです。
“初めまして、青竜です。モンダミンに難儀しております。古代中国にアース製薬はありません。モンダミンをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む青竜。そう、昔から伝説の怪物といえど、周りが顔をしかめれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、青竜だよ。べつに横着して歯ぁ磨かないんじゃないよ。モンダミンを持ってきてくれないか?息が臭いと、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓青竜:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「東方青竜」でした。

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「あ、ども…青竜ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では青竜様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、春を司る神獣です。んで、口臭カットの為モンダミンを手にいれたいのです。」

「春を司る神獣ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、青竜だよ。べつに横着して歯ぁ磨かないんじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ青竜。

「う〜ん…まずお聞きしますが、モンダミンを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、飲みすぎで胃弱の営業マンかな?口が臭かったら仕事取れないから、モンダミンは必需品だろう?」

「はい、するとまず“飲みすぎで胃弱の営業マン”“モンダミン”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる営業マンの奮闘エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでお仕事してる営業マンじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、霞ヶ関ですね?あとは赤坂とか、あのへんまでエリアを広げますか?蒲田とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“霞ヶ関界隈で、口が臭いのを隠しつつ仕事にいそしむ、飲みすぎで胃弱の営業マンさんへ:青竜がモンダミンを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、モンダミンを提供してくれませんか?二十八宿の東方七宿に対応するので、とりあえず身元はたしかです。歯肉炎予防:550mlで十分!赤坂で、吐きそうになりつつ笑顔かましてる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、モンダミンを提供してくれた営業マンに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっと仕事が楽な会社、ご紹介コース』、または『独立の際の顧客、ご紹介コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜青竜の最新お目見え日記 “中国・青龍寺に飛来したっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった青竜。おどろくなかれ、1週間もすると手元にモンダミンがわんさかさ。今日も元気に口臭カットしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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