格安ホームページ制作

291. マダの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代インドの怪物マダは、とても大きい歯と顎をもっていた…らしい。→注

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マダさん、4377歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。歯磨き粉がない!歯が大きいんで、必然的に消費がかさむー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のマダシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他歯に気を遣うのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにマダシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代インドに、歯磨き粉はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
マダも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「酩酊者」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、インドラに対抗するのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうマダなのです。
“初めまして、マダです。歯磨き粉に難儀しております。古代インドに歯磨き粉はありません。歯磨き粉をお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むマダ。そう、昔から伝説の怪物といえど、歯に汚れが付けば弱気にもなるのです。

“こんにちは、マダだよ。べつに焼きソバ食べた後でノリ歯を気にしてるワケじゃないよ。歯磨き粉を持ってきてくれないか?歯が黄色いと、人間どもにナメられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓マダ:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「酩酊者」でした。

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「あ、ども…マダともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではマダ様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、4つの悪徳を持つ阿修羅です。んで、目がチカチカするので歯磨き粉を手にいれたいのです。」

「4つの悪徳を持つ阿修羅ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、マダだよ。べつに焼きソバ食べた後でノリ歯を気にしてるワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つマダ。

「う〜ん…まずお聞きしますが、歯磨き粉を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、ハリウッドスマイル一つでメシ食ってるモデルさんかな?白い歯をキープする為、歯磨き粉は必需品だろう?」

「はい、するとまず“ハリウッドスマイル一つでメシ食ってるモデルさん”“歯磨き粉”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるモデルさんのニッコリ撮影エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで微笑んでるモデルさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、青山ですね?あとは原宿とか、あのへんまでエリアを広げますか?大泉学園とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“青山界隈で撮影中の、ハリウッドスマイル一つでメシ食ってるモデルさんへ:マダが歯磨き粉を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、歯磨き粉を提供してくれませんか?口を開けば上顎が天まで届くので、とりあえず身元はたしかです。デンター塩つぶと生薬ライオンがベスト!原宿で撮影中の貴女も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、歯磨き粉を提供してくれたモデルさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『ヴィトンのバッグ贈呈コース』、または『もっとギャラの高いプロダクションさんご紹介コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜マダの最新被分析日記 “北欧神話の、クヴァシルに比されるっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったマダ。おどろくなかれ、1週間もすると手元に歯磨き粉がわんさかさ。今日も元気にハリウッドスマイルかましつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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