格安ホームページ制作

29. カラーひよこ売りのおじさんの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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カラーひよこ売りのおじさん、37歳、男盛り。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん・・こまった。ひよこにパステルカラーをつけるための、スプレーが足りない。黄色のひよこだけじゃ、ガキンチョどもの目を引きけられんー!」
「ケッ、何がパステルカラーだよ。塗料の霧ぶっかけられる、ひよこの身にもなってみやがれ!」
鋭いつっこみを真正面から浴びせるのは、ハナをたらしたクソガキです。
そう、昔から路上でモノを売る人というのは、備品の確保に苦労するのです。

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とりあえず、紙芝居でその場をしのぐ夕暮。家に帰りかけのクソガキが言いました。
「おじちゃん、ホームページ制作でもやったら?境内で水あめ売ってるだけじゃ、ラチはあかないよ。・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのさぁ!」
「うーん、なるほど。ホームページ制作か!そいつはいいかもしれん!」
カラーひよこ売りのおじさんも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの夜店販売員さんでした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、ひよこの雌雄見分けるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうカラーひよこ売りのおじさんなのです。
“初めまして、カラーひよこ売りのおじさんです。スプレーがなくて、ひよこが売れません。ひよこはすぐ死んじゃうので、売れなくてもやっぱり仕入ねばならぬ必要上、ボヤボヤしてると生活費がタネ銭に食い込んできます。どなたか持ってきてくださいませんか?”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むカラーひよこ売りのおじさん。そう、昔から路上でモノを売る人というのは、けっこう心配性の人が多いのです。

“どもー!カラーひよこ売りのおじさんさー。お絵かきスプレーはあまってないかな?手元にお持ちのキミ、初めてのお絵かきが終わったら送ってくれない?とっても助かるんだけど!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん・・。」
↓カラーひよこ売りのおじさん:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、夜店販売員さんでした。

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「あ、ども・・カラーひよこ売りのおじさんともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではカラーひよこ売りのおじさん様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、幼鶏販売業です。で、商品をややデコレートするため、カラースプレーを集めたいのです。」

「幼鶏販売業ですか、なるほど・・聞くまでもなかったですね。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“どもー!カラーひよこ売りのおじさんさー。お絵かきスプレーはあまってないかな?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つカラーひよこ売りのおじさん。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、カラースプレーを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の存在を、どういった方々に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのくらいの年齢の人に?」

「う〜ん・・やっぱし20歳すぎた元暴走族さんかな?引退して使わなくなったスプレーもって、駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“20歳すぎた元暴走族さん”“スプレー”この2語が不可欠ですね。そしてネットで呼びかける元暴走族さんの居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あまりに遠方の元暴走族さんに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身住んでらっしゃる深川市ですね?あとは旭川とか、あのへんまでエリアを広げますか?石狩とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん・・そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“深川市界隈にお住まいの、カラースプレーがあまってる20歳すぎた元暴走族さんへ:カラーひよこ売りのおじさんです。”

紹介文
“至急カラースプレーを送ってくれませんか?線路脇のブロック壁に描けるくらい色が強いのは、ちょっとご勘弁!ひよこが死んじゃいます。旭川にお住まいのあなたも、ぜひお送りください!。夜露死苦ぅ!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから縁日販売員としての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎにお礼概要・・つまりどのようなお返しを、スプレーをくれた元暴走族さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・『幅広タイヤ40本セット進呈コース』、または『豪華!成田山の木刀10本選定コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の逼迫した状況をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む方の親近感はさらにアップ!
〜カラーひよこ売りのおじさんの最新販売口上“夜店に咲いた赤白黄色、どのひよこ観ても、キレイだなぁ。”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったカラーひよこ売りのおじさん。おどろくなかれ、1週間もすると手元にカラースプレーがわんさかさ。閉まったシャッターにマーク描きつつ、ひとりモニターをのぞき検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り・・どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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