格安ホームページ制作

289. カーリヤの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代インドの怪物カーリヤは、頭の上でクリシュナにステップを踏まれた…らしい。→注

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カーリヤさん、4357歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。ノーシンがない!ドタマを蹴られまくりなんで、頭痛がひどいー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のカーリヤシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他頭蓋骨がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにカーリヤシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代インドに、アラクスはない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
カーリヤも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「蛇の王」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、毒気を含んだ熱風を起こすのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうカーリヤなのです。
“初めまして、カーリヤです。ノーシンに難儀しております。古代インドにアラクスはありません。ノーシンをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むカーリヤ。そう、昔から伝説の怪物といえど、オツムがズキズキすれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、カーリヤだよ。べつに心身症じゃないよ。ノーシンを持ってきてくれないか?アタマかかえて泣きっ面だと、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓カーリヤ:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「蛇の王」でした。

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「あ、ども…カーリヤともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではカーリヤ様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、最年長のナーガです。んで、頭痛を緩和する為、ノーシンを手にいれたいのです。」

「最年長のナーガですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、カーリヤだよ。べつに心身症じゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つカーリヤ。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ノーシンを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、能無役員の尻拭いさせられる中間管理職かな?3日に1回は泣き喚きたくなるから、ノーシンは必需品だろう?」

「はい、するとまず“能無役員の尻拭いさせられる中間管理職”“ノーシン”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる中間管理職の思いつめエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで思いつめてる中間管理職さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、老舗会社が多い神田ですね?あとは西新橋とか、あのへんまでエリアを広げますか?飯田橋とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“神田界隈で、毎日能無役員の尻拭いさせられる中間管理職さんへ:カーリヤがノーシンを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ノーシンを提供してくれませんか?猛毒で川の水を煮えたぎらせるので、とりあえず身元はたしかです。8包入り:399円で十分!西新橋でストレス溜めてる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ノーシンを提供してくれた中間管理職に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『有給休暇が増えるよう画策したげるコース』、または『能無役員を波風たてず辞任に追い込んだげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜カーリヤの最新居住日記 “ヤムナー川に、一族とともに棲んでいたっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったカーリヤ。おどろくなかれ、1週間もすると手元にノーシンがわんさかさ。今日もクリシュナにアタマ蹴られつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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