格安ホームページ制作

280. フンババの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●オーストラリアの怪物フンババは、とてつもない叫び声をあげ洪水を呼ぶ…らしい。→注

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フンババさん、3551歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。ルゴールがない!シャウトしすぎで、ノドがゲホゲホだー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のフンババシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他咽喉がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにフンババシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代オーストラリアに、大正製薬はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
フンババも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「自然の精霊」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、口から火と毒の息を吐くのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうフンババなのです。
“初めまして、フンババです。ルゴールに難儀しております。古代オーストラリアに大正製薬はありません。ルゴールをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むフンババ。そう、昔から伝説の怪物といえど、ダミ声になれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、フンババだよ。べつに海にむかって叫んだんじゃないよ。ルゴールを持ってきてくれないか?しゃがれ声だと、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓フンババ:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「自然の精霊」でした。

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「あ、ども…フンババともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではフンババ様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、神々の森の番人です。んで、ノドの痛みを緩和する為ルゴールを手にいれたいのです。」

「神々の森の番人ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“フンババだよ。べつに海にむかって叫んだんじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つフンババ。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ルゴールを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、歯医者がイヤでわめきまくりのやんちゃ坊主かな?ノドが枯れダミ声になるから、ルゴールは必需品だろう?」

「はい、するとまず“歯医者がイヤでわめきまくりのやんちゃ坊主かな”“ルゴール”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるやんちゃ坊主さんの怒号エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでジタバタしてるやんちゃ坊主じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、下町の東京北区ですね?あとは足立区とか、あのへんまでエリアを広げますか?大田区とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
東京北区の自宅にて、歯医者がイヤでわめきまってるやんちゃ坊主さんへ:フンババがルゴールを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ルゴールを提供してくれませんか?聖なる属性を持つので、とりあえず身元はたしかです。ピゴン:30gで十分!足立区でがなりたて中のキミも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ルゴールを提供してくれたやんちゃ坊主に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『カラーラムネいちご味贈呈コース』、または『特製!AKB卓球部ケータイストラップ贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜フンババの最新異形日記 “足にハゲワシの爪、頭に牛の角があるっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったフンババ。おどろくなかれ、1週間もすると手元にルゴールがわんさかさ。今日も元気にわめきたてつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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