格安ホームページ制作

276. ジズの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●旧約聖書時代の怪物ジズは巨大な鳥で、翼を広げると太陽が覆い隠された…らしい。→注

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ジズさん、17738歳。
いままさに、苦痛に顔を歪めておるのです。
「う〜ん…こまった。アッチQQがない!太陽光線をモロに浴び、翼がおおやけどだー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のジズシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他翼がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにジズシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!旧約聖書時代時代には、小林製薬はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
ジズも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「伝説の鳥」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、鳥たちの平和と秩序を守るのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうジズなのです。
“初めまして、ジズです。アッチQQに難儀しております。旧約聖書時代時代に小林製薬はありません。アッチQQをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むジズ。そう、昔から伝説の生物といえど、翼がチリチリになれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、ジズだよ。べつに焼き鳥にされ損なったワケじゃないよ。アッチQQを持ってきてくれないか?翼が焼けてると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ジズ:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「伝説の鳥」でした。

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「あ、ども…ジズともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではジズ様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、鳥の王です。んで、翼がやけどで痛いのでアッチQQを手に入れたいのです。」

「鳥の王ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ジズだよ。べつに焼き鳥にされ損なったワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つジズ。

「う〜ん…まずお聞きしますが、アッチQQを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、中華鍋でチャーハン炒め続ける料理人かな?強火で炒めなきゃいけないから、アッチQQは必需品だろう?」

「はい、するとまず“中華鍋でチャーハン炒め続ける料理人”“アッチQQ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる料理人のお仕事エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでチャーハン作ってる料理人じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、赤坂見附ですね?あとは横浜中華街とか、あのへんまでエリアを広げますか?道頓堀とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“赤坂見附界隈の中華屋厨房で、チャーハン炒め続ける料理人さんへ:ジズがアッチQQを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、アッチQQを提供してくれませんか?ユダヤ教の伝説に登場するので、とりあえず身元はたしかです。スプレータイプ:40gで十分!横浜中華街で奮闘中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、アッチQQを提供してくれた料理人に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっと待遇のいいお店ご紹介コース』、または『独立へ!ベンチャー支援コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ジズの最新被食日記 “世界の終末に、食べ物として供されるっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったジズ。おどろくなかれ、1週間もすると手元にアッチQQがわんさかさ。今日も元気に太陽を覆い隠しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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