格安ホームページ制作

271. レプラコーンの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代アイルランドの馬の怪物レプラコーンは、皮のエプロンをし忙しそうに小槌でコツコツと靴の修理をしている…らしい。→注

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レプラコーンさん、1875歳。
いままさに、苦痛に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…こまった。サロンパスがない!ずっと槌を振るってたんで、手首が腱鞘炎だー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のレプラコーンシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいのほか手間接がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにレプラコーンシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代アイルランドに、久光製薬はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
レプラコーンも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「靴の妖精」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、人間に悪戯を仕掛けるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうレプラコーンなのです。
“初めまして、レプラコーンです。サロンパスに難儀しております。古代アイルランドに久光製薬はありません。サロンパスをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むレプラコーン。そう、昔から伝説の怪物といえど、手首がパンパンになれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、レプラコーンだよ。べつに腕立てし過ぎたワケじゃないよ。サロンパスを持ってきてくれないか?手首を押さえてしかめっつらだと、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓レプラコーン:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「靴の妖精」でした。

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「あ、ども…レプラコーンともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではレプラコーン様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、黄金のありかを教えてくれる妖精です。んで、手首の痛みを緩和する為サロンパスを手にいれたいのです。」

「黄金のありかを教えてくれる妖精ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、レプラコーンだよ。べつに腕立てし過ぎたワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つレプラコーン。

「う〜ん…まずお聞きしますが、サロンパスを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、一晩中グラス磨き続けるバーの雇われマスターかな?手が疲弊するから、サロンパスは必需品だろう?」

「はい、するとまず“一晩中グラス磨き続けるバーの雇われマスター”“サロンパス”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるバーの雇われマスターさんの踏ん張りエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでグラス磨いてるバーの雇われマスターさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、歌舞伎町ですね?あとは池袋駅北口とか、あのへんまでエリアを広げますか?上野とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
歌舞伎町で、一晩中グラス磨き続けるバーの雇われマスターさんへ:レプラコーンがサロンパスを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、サロンパスを提供してくれませんか?『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』にも出演したので、とりあえず身元はたしかです。サロンパスA:20枚で十分!池袋駅北口で頑張ってる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、サロンパスを提供してくれたバーの雇われマスターさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『お店の宣伝に!格安ビラ配りコース』、または『待遇改善を、オーナーさんに交渉したげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜レプラコーンの最新おしゃれ日記 “銀の留め金つきの黒ブーツを履いてるっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったレプラコーン。おどろくなかれ、1週間もすると手元にサロンパスがわんさかさ。今日も元気に靴の修理しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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