格安ホームページ制作

27. まんじゅうこわいの光っつぁんの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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光っつぁん、26歳。
いままさに、ノドをかきむしっておるのです。
「う〜ん・・こまった。濃いお茶がねぇ。胸焼けしちまう。べらぼうめい!」
「てやんでい!こわいとほざいたモン喰いまくって胸焼けしてりゃ、世話ねぇやい!」
横から罵倒するのは、同じ長屋の八っつぁんです。
そう、昔からお江戸の遊び人というのは、クチが悪いのです。

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犬のように舌をだし、身悶える光っつぁん。八っつぁんが言いました。
「おい光っつぁん、ホームページ制作でもやったらどうでぇ?長屋にある茶っ葉だけじゃ、ノドはおさまんねぇ。・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、ノドの乾きを強烈にアッピールするんでぇ!」
「うーん、なるほど。ホームページ制作か!そいつはいいかもしんねぇ!」
光っつぁんも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの怖いモンなし野郎でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、息も絶え絶えに必死でとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう光っつぁんなのです。
“はじめまして、光っつぁんです。お茶がなくて、ノドが舌に引っ付きそうです。タンニンと鉄分を体内に摂取しないと、どうにもなりません。1杯でも2杯でも大歓迎、よろしくおたの申しやす!”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む光っつぁん。そう、昔から遊び人というのは、バカなのに考え込む人が多いのです。

“光っつぁんだ。ちゃーをくれねぇか?渋くて熱いヤツがねぇと、どうにもこうにもべらんめぇ!1杯でも2杯でもでぇ歓迎、でぇ至急でたのんまぁ!”

「くだけすぎだ。どうにもうまくいかねぇ・・。」
↓光っつぁん:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、怖いモンなし野郎でした。

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「あ、ども・・光っつぁんともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では光っつぁん様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、遊び人です。んで、しぶーいお茶が飲みたいのです。」

「遊び人ですか、う〜ん、なるほど・・。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“光っつぁんだ。ちゃーをくれねぇか?渋くて熱いヤツがねぇと、どうにもこうにもべらんめぇ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ光っつぁん。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、お茶を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の要求を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどんな業種の人に?」

「う〜ん・・やっぱしコンビニのバイト君かな?賞味期限すぎたお茶の缶をもって、かっつけてくれるんじゃねぇか?」

「はい、するとまず“コンビニのバイト君”“お茶”この2語が不可欠ですね。そして募集する若者達の居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とても来れないような遠くにいる人に訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身住まわれてるお江戸ですね?あとは川崎とか、あのへんまでエリアを広げますか?箱根とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…・・そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“お江戸界隈の、賞味期限すぎたお茶の缶いっぱい確保してる、コンビニのバイト君へ:光っつぁんです。”

紹介文
“至急かっつけ、お茶をカンパしてくんな!アサヒの十六茶がベターでぇ!胃がパサパサで脱水症になっちまわぁ。大至急かっとびでたのまぁ!お茶こわいこわい!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから遊び人としての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎにお礼概要・・つまりどのようなお礼を、お茶の提供者に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・『お江戸名物銭湯無料券100枚進呈コース』、『お江戸名物夜鳴きそば無料券100枚進呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の切羽詰った状況をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜光っつぁんの最新お茶速報“こんどは、濃いお茶が一杯こわい!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった光っつぁん。おどろくなかれ、1週間もすると手元にお茶がわんさかさ。あぐらかいて飲み干しつつ、ひとりモニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り・・どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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