格安ホームページ制作

269. ボガートの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代ケルトの怪物ボガートは、ずんぐりとしていた…らしい。→注

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ボガートさん、2863歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。ハイマンナンがない!肥満が心配だー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のボガートシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいのほかルックス重視だったりするのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにボガートシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代ケルトに、オリヒロ株式会社はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
ボガートも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「曲がり角の精霊」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、馬車の御者に害を為すのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうボガートなのです。
“初めまして、ボガートです。ハイマンナンに難儀しております。古代ケルトにオリヒロ株式会社はありません。ハイマンナンをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むボガート。そう、昔から伝説の怪物といえど、お腹がたるめば弱気にもなるのです。

“こんにちは、ボガートだよ。べつに燃費がいい体質じゃないよ。ハイマンナンを持ってきてくれないか?デップシしてると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ボガート:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「曲がり角の精霊」でした。

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「あ、ども…ボガートともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではボガート様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、屋敷に憑く霊です。んで、少しは痩せたいのでハイマンナンを手にいれたいのです。」

「屋敷に憑く霊ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ボガートだよ。べつに燃費がいい体質じゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つボガート。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ハイマンナンを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、肥満に苦しむ40代サラリーマンかな?慢性的に腹が突っ張ってるから、ハイマンナンは必需品だろう?」

「はい、するとまず“肥満に苦しむ40代サラリーマン”“ハイマンナン”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる40代サラリーマンさんの悪あがきエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで肥満に苦しんでる40代サラリーマンじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、西新橋ですね?あとは神田とか、あのへんまでエリアを広げますか?西新宿とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
西新橋界隈にて必死でお腹を凹ませようとしてる、肥満に苦しむ40代サラリーマンさんへ:ボガートがハイマンナンを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ハイマンナンを提供してくれませんか?夜間人の顔に冷たい手を当てたりするので、とりあえず身元はたしかです。箱入り45包で十分!神田界隈でお腹引っ込まし中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ハイマンナンを提供してくれた40代サラリーマンに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『精進料理にご招待コース』、または『ベジタリアンの会にご入会斡旋コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ボガートの最新施発酵日記 “牛乳を酸っぱくしたりするっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったボガート。おどろくなかれ、1週間もすると手元にハイマンナンがわんさかさ。今日も元気にダイエットしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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