格安ホームページ制作

261. スプリガンの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代コーンウォールの怪物スプリガンは、極めてずんぐりした姿…らしい。→注

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スプリガンさん、1891歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。ハイマンナンがない!肥満が心配だー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のスプリガンシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいのほか外見を気にするのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにスプリガンシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代コーンウォールに、オリヒロ株式会社はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
スプリガンも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「ドワーフ」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、他の妖精を護衛するのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうスプリガンなのです。
“初めまして、スプリガンです。ハイマンナンに難儀しております。古代コーンウォールにオリヒロ株式会社はありません。ハイマンナンをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むスプリガン。そう、昔から伝説の怪物といえど、ベルトが締まらなくなれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、スプリガンだよ。べつに過食症じゃないよ。ハイマンナンを持ってきてくれないか?デプデプしてると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓スプリガン:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「ドワーフ」でした。

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「あ、ども…スプリガンともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではスプリガン様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、宝の埋蔵地の管理人です。んで、肥満を進行させない為ハイマンナンを手にいれたいのです。」

「宝の埋蔵地の管理人ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、スプリガンだよ。べつに過食症じゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つスプリガン。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ハイマンナンを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、三十路に差し掛かった女性モデルかな?そろそろ新陳代謝が鈍くなるから、ハイマンナンは必需品だろう?」

「はい、するとまず“三十路に差し掛かった女性モデル”“ハイマンナン”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる女性モデルさんの忍耐エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでダイエットしてる女性モデルじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、青山ですね?あとは渋谷とか、あのへんまでエリアを広げますか?下北とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
青山界隈にて必死で食欲と格闘中の、三十路に差し掛かった女性モデルさんへ:スプリガンがハイマンナンを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ハイマンナンを提供してくれませんか?嵐をもたらし農作物を枯らすので、とりあえず身元はたしかです。箱入り45包で十分!渋谷界隈でお腹引っ込まして撮影中の貴女も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ハイマンナンを提供してくれた女性モデルに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『耳たぶダイエットお試し無料コース』、または『アバラを一本取る手術ご紹介コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜スプリガンの最新狭量日記 “自分の領域に入ってきた人間には、危害を与えるっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったスプリガン。おどろくなかれ、1週間もすると手元にハイマンナンがわんさかさ。今日も元気に減量しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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