格安ホームページ制作

260. ザントマンの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代ドイツの怪物ザントマンは、砂の入った大きな袋を背負う老人…らしい。→注

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ザントマンさん、2185歳。
いままさに、苦痛に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…こまった。パテックスがない!砂袋担ぎっぱなしなので、肩がパンパンだー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のザントマンシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他肩の筋肉がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにザントマンシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代ドイツに、第一三共ヘルスケアはない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
ザントマンも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「欧州睡魔」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、人の目に砂を投げ込むのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうザントマンなのです。
“初めまして、ザントマンです。パテックスに難儀しております。古代ドイツに第一三共ヘルスケアはありません。パテックスをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むザントマン。そう、昔から伝説の怪物といえど、肩がしびれれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、ザントマンだよ。べつに勉強しすぎたワケじゃないよ。パテックスを持ってきてくれないか?肩さすってしかめっつらだと、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ザントマン:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「欧州睡魔」でした。

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「あ、ども…ザントマンともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではザントマン様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、流離の砂男です。んで、肩のハリを緩和する為パテックスを手にいれたいのです。」

「流離の砂男ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ザントマンだよ。べつに勉強しすぎたワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つザントマン。

「う〜ん…まずお聞きしますが、パテックスを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、校庭で怒声あげてドッヂボールしてるガキ大将かな?ひたすら他人にボール叩きつけまくりだから、肩がパンパンだろう?」

「はい、するとまず“校庭で怒声あげてドッヂボールしてるガキ大将”“パテックス”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるガキ大将さんの自己中エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでピッチングしてるガキ大将じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、東京都下23区ですね?あとは横浜市内とか、あのへんまでエリアを広げますか?愛知県とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
東京都下23区の小学校の校庭にて、怒声あげてドッヂボールしてるガキ大将さんへ:ザントマンがパテックスを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、パテックスを提供してくれませんか?ドラえもんに登場したので、とりあえず身元はたしかです。うすぴたシップ:48枚入りがベスト!横浜市界隈で力投中のキミも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、パテックスを提供してくれたガキ大将に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『暴れても理解のある生活指導の先生ご紹介コース』、または『昼休み時間の延長を、市役所児童課にかけあったげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ザントマンの最新砂かけ日記 “人々は目が開けられなくなり、眠ってしまうっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったザントマン。おどろくなかれ、1週間もすると手元にパテックスがわんさかさ。今日も元気に砂袋かつぎつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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