格安ホームページ制作

251. ヘカトンケイルの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代ギリシャの怪物ヘカトンケイルは、五十頭百手の巨人だった…らしい。→注

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ヘカトンケイルさん、3197歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。腰痛バンドがない!50個の頭部の重みで、椎間板ヘルニアになったー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のヘカトンケイルシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他背骨の間の軟骨がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにヘカトンケイルシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代ギリシャに、腰痛バンドはない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
ヘカトンケイルも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「ウーラノスとガイアの息子」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、ティーターンと戦うのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうヘカトンケイルなのです。
“初めまして、ヘカトンケイルです。腰痛バンドに難儀しております。古代ギリシャに腰痛バンドはありません。腰痛バンドをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むヘカトンケイル。そう、昔から伝説の怪物といえど、腰に激痛を覚えれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、ヘカトンケイルだよ。べつにベンチプレスしすぎたワケじゃないよ。腰痛バンドを持ってきてくれないか?腰おさえて泣いてると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ヘカトンケイル:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「ウーラノスとガイアの息子」でした。

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「あ、ども…ヘカトンケイルともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではヘカトンケイル様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、ティーターンの監視役です。んで、腰の痛みを緩和する為腰痛バンドを手にいれたいのです。」

「ティーターンの監視役ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“ヘカトンケイルだよ。べつにベンチプレスしすぎたワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つヘカトンケイル。

「う〜ん…まずお聞きしますが、腰痛バンドを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、年末年始専門の引越し屋バイト君かな?タイトなスケジュールで重いモン運ぶから腰を痛め、腰痛バンドが必需品だろう?」

「はい、するとまず“年末年始専門の引越し屋バイト君”“腰痛バンド”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる引越し屋バイト君の奮闘エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで目ぇ血ばしらしてる引越し屋バイト君じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、西新宿ですね?あとは東池袋とか、あのへんまでエリアを広げますか?神田西口商店街とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
西新宿で、休むヒマなく荷物運んでる年末年始専門の引越し屋バイト君へ:ヘカトンケイルが腰痛バンドを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、腰痛バンドを提供してくれませんか?ティーターノマキアーでゼウス側を勝利に導いたので、とりあえず身元はたしかです。サクロメッシュDXで十分!東池袋で歯ぁ食いしばってる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつ、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、腰痛バンドを提供してくれた引越し屋バイトに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっとラクな正月バイトご紹介コース』、または『特別手当て支給を、社長にかけあったげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ヘカトンケイルの最新被幽閉日記 “父ウーラノスにより封じ込められたっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったヘカトンケイル。おどろくなかれ、1週間もすると手元に腰痛バンドがわんさかさ。今日も元気に椎間板ヘルニアの痛みに耐えつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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