格安ホームページ制作

249. カークスの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●ローマ神話の怪物カークスは、口から炎を吐いた…らしい。→注

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カークスさん、3159歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。アイブロウペンシルがない!自分の吐く炎で、まゆ毛がチリチリだー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のカークスシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他まゆ毛がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにカークスシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!ローマ神話時代に、アイブロウペンシルはない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
カークスも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「大巨人」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、人々に暴虐を振るうのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうカークスなのです。
“初めまして、カークスです。アイブロウペンシルに難儀しております。ローマ神話時代にアイブロウペンシルはありません。アイブロウペンシルをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むカークス。そう、昔から伝説の生物といえど、まゆ毛が無くなれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、カークスだよ。べつにヤ●ザじゃないよ。アイブロウペンシルを持ってきてくれないか?このままだと、周りが顔をこわばらせるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓カークス:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「大巨人」でした。

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「あ、ども…カークスともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではカークス様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、火神ウゥルカーヌスの息子です。んで、まゆ毛がなくなってしまったのでアイブロウペンシルを手に入れたいのです。」

「火神ウゥルカーヌスの息子ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、カークスだよ。べつにヤ●ザじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つカークス。

「う〜ん…まずお聞きしますが、アイブロウペンシルを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、昔の東映の大部屋男優かな?まゆ毛を剃っては描き剃っては描きしてるから、アイブロウペンシルは必需品だろう?」

「はい、するとまず“昔の東映の大部屋男優”“アイブロウペンシル”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる大部屋男優のロケエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで主役にやられてる大部屋男優さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、新宿歌舞伎町ですね?あとは新橋とか、あのへんまでエリアを広げますか?道頓堀とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“新宿歌舞伎町で、主役にやられてる昔の東映の大部屋男優さんへ:カークスがアイブロウペンシルを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、アイブロウペンシルを提供してくれませんか?3つの頭を持つので、とりあえず身元はたしかです。カネボウ:コフレドール:Wスタイリングがベスト!新橋界隈で台詞なしで頑張ってる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつ、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、アイブロウペンシルを提供してくれた大部屋男優に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっと待遇のいいプロダクションご紹介コース』、または『独立支援!フリーの大部屋男優へ!コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜カークスの最新居住日記 “アウェンティヌスの丘の洞穴に住むっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったカークス。おどろくなかれ、1週間もすると手元にアイブロウペンシルがわんさかさ。今日も元気にまゆ毛描きつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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