格安ホームページ制作

242. ヒッポグリフの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代ギリシャの怪物ヒッポグリフは、前半身が鷲・後半身が馬で、非常に誇り高い…らしい。→注

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ヒッポグリフさん、3373歳。
いままさに、苦痛に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…こまった。サロンパスがない!いつも昂然とオデコを揚げてるんで、首の後ろがこったー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のヒッポグリフシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他首筋がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにヒッポグリフシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代ギリシャに、久光製薬はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
ヒッポグリフも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「聖なる鷲馬」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、翼で大空を駆けるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうヒッポグリフなのです。
“初めまして、ヒッポグリフです。サロンパスに難儀しております。古代ギリシャに久光製薬はありません。サロンパスをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むヒッポグリフ。そう、昔から伝説の怪物といえど、首筋がズキズキすれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、ヒッポグリフだよ。べつに事故起こして首ひねったワケじゃないよ。サロンパスを持ってきてくれないか?首押さえて暗鬱としてると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ヒッポグリフ:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「聖なる鷲馬」でした。

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「あ、ども…ヒッポグリフともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではヒッポグリフ様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、グリフォンと雌馬の子供です。んで、首の痛みを緩和する為サロンパスを手にいれたいのです。」

「グリフォンと雌馬の子供ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ヒッポグリフだよ。べつに事故起こして首ひねったワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つヒッポグリフ。

「う〜ん…まずお聞きしますが、サロンパスを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、通勤中下向いて携帯見っぱなしのサラリーマンかな?首のコリをほぐす為、サロンパスは必需品だろう?」

「はい、するとまず“通勤中下向いて携帯見っぱなしのサラリーマン”“サロンパス”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるサラリーマンさんの没入エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで昂然としてるサラリーマンさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、山手線車両内ですね?あとは丸の内線車両内とか、あのへんまでエリアを広げますか?伊勢崎線とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
山手線車両内で、下向いて携帯見っぱなしのサラリーマンさんへ:ヒッポグリフがサロンパスを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、サロンパスを提供してくれませんか?グリフォンよりも気性が荒くないので、とりあえず身元はたしかです。のびのびサロンシップ:温感12枚で十分!丸の内線車両内で液晶を凝視してる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、サロンパスを提供してくれたサラリーマンに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっと始業が遅い会社ご紹介コース』、または『ガード下赤ちょうちんでご接待コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ヒッポグリフの最新共食い日記 “馬肉を好んで食べるっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったヒッポグリフ。おどろくなかれ、1週間もすると手元にサロンパスがわんさかさ。今日も元気にそっくり返りつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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