格安ホームページ制作

236. アンフィスバエナの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代エチオピアの怪物アンフィスバエナは、身体の両端に一個づつ頭を持つ…らしい。→注

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アンフィスバエナさん、3121歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。ルゴールがない!後方の頭が地べたを引きずられる際、ホコリを吸引してしまうー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のアンフィスバエナシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他後ろの頭の咽喉がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにアンフィスバエナシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代古代エチオピアに、健栄製薬はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
アンフィスバエナも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「双頭の竜」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、猛毒噴き散らすのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうアンフィスバエナなのです。
“初めまして、アンフィスバエナです。ルゴールに難儀しております。古代古代エチオピアに健栄製薬はありません。ルゴールをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むアンフィスバエナ。そう、昔から伝説の怪物といえど、呼吸困難になれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、アンフィスバエナだよ。べつに海にむかって叫んだワケじゃないよ。ルゴールを持ってきてくれないか?咳でヒィヒィ言ってると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓アンフィスバエナ:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「双頭の竜」でした。

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「あ、ども…アンフィスバエナともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではアンフィスバエナ様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、ヨーロッパの紋章マスコットです。んで、後ろの頭部のノドの痛みを緩和する為ルゴールを手にいれたいのです。」

「ヨーロッパの紋章マスコットですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、アンフィスバエナだよ。べつに海にむかって叫んだワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つアンフィスバエナ。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ルゴールを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、やんちゃ坊主どもに振り回される小学校低学年担当教諭かな?勤務中ずっと声からしまくりだから、ルゴールは必需品だろう?」

「はい、するとまず“やんちゃ坊主どもに振り回される小学校低学年担当教諭”“ルゴール”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる低学年担当教諭さんのがなりたてエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで声からしてる低学年担当教諭じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、下町の東京北区ですね?あとは足立区とか、あのへんまでエリアを広げますか?大田区とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
東京北区の教室にて、やんちゃ坊主どもに振り回される小学校低学年担当教諭さんへ:アンフィスバエナがルゴールを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ルゴールを提供してくれませんか?蝙蝠のような翼を持つので、とりあえず身元はたしかです。複方ヨード・グリセリン:50mlがベスト!足立区でがなりたて中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつ、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ルゴールを提供してくれた低学年担当教諭に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっとお上品な小学校に転勤斡旋コース』、または『声からし手当て支給を校長に掛け合ったげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜アンフィスバエナの最新多足日記 “2本の前足と後ろ足があるっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったアンフィスバエナ。おどろくなかれ、1週間もすると手元にルゴールがわんさかさ。今日も元気に後ろの頭部を地べたに引きずりつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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