格安ホームページ制作

229. ナックラヴィーの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代スコットランドの怪物ナックラヴィーは、背中に大男の上半身を乗せている…らしい。→注

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ナックラヴィーさん、2127歳。
いままさに、顔面蒼白になってるのです。
「う〜ん…こまった。サロンパスがない!背中への荷重で、ギックリ腰になったー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のナックラヴィーシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他腰骨がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにナックラヴィーシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代スコットランドに、久光製薬はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
ナックラヴィーも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「海坊主」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、病を流行らせるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうナックラヴィーなのです。
“初めまして、ナックラヴィーです。サロンパスに難儀しております。古代スコットランドに久光製薬はありません。サロンパスをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むナックラヴィー。そう、昔から伝説の怪物といえど、腰が曲がらなくなれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、ナックラヴィーだよ。べつにまだ爺さんじゃないよ。サロンパスを持ってきてくれないか?腰を押さえてしかめっつらだと、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ナックラヴィー:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「海坊主」でした。

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「あ、ども…ナックラヴィーともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではナックラヴィー様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、ケルト神話の怪物です。んで、腰の痛みを緩和する為サロンパスを手にいれたいのです。」

「ケルト神話の怪物ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ナックラヴィーだよ。べつにまだ爺さんじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つナックラヴィー。

「う〜ん…まずお聞きしますが、サロンパスを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、校庭で怒声あげて喧嘩しまくってるやんちゃ坊主かな?突き指・打撲は日常茶飯事だから、サロンパスは必需品だろう?」

「はい、するとまず“校庭で怒声あげて喧嘩しまくってるやんちゃ坊主”“サロンパス”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるやんちゃ坊主さんのファイトエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで怒声あげて喧嘩しまくってるやんちゃ坊主じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、東京都下23区ですね?あとは例のヨットスクールがある戸塚とか、あのへんまでエリアを広げますか?愛知県とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
東京都下23区の小学校にて、校庭で怒声あげて喧嘩しまくってるやんちゃ坊主さんへ:ナックラヴィーがサロンパスを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、サロンパスを提供してくれませんか?ブタの様な鼻面ですので、とりあえず身元はたしかです。穴あきサロンパスAeがベスト!戸塚界隈で奮闘中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、サロンパスを提供してくれたやんちゃ坊主に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『暴れても理解のある教頭先生ご紹介コース』、または『昼休み時間の延長を、PTAにかけあったげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ナックラヴィーの最新脈打ち日記 “黄色い血管の中を、黒い血が流れているのが見えるっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったナックラヴィー。おどろくなかれ、1週間もすると手元にサロンパスがわんさかさ。今日も元気に大男の上半身を背負いつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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