格安ホームページ制作

228. スクォンクの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●ペンシルベニア州北部の森に棲息する怪物スクォンクは、病的なほど引っ込みがちな性格で、常に涙を流し泣いている…らしい。→注

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スクォンクさん、1571歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。目薬がない!泣きまくりなので、目がショボショボするー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のスクォンクシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他おメメがデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにスクォンクシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!ペンシルベニア州北部の森に、目薬はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
スクォンクも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「森の恐ろしい動物」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、ハンカチで目をぬぐうのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうスクォンクなのです。
“初めまして、スクォンクです。目薬に難儀しております。ペンシルベニア州北部の森に目薬はありません。目薬をお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むスクォンク。そう、昔から伝説の怪物といえど、目が乾いてショボショボすれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、スクォンクだよ。べつに徹夜麻雀明けじゃないよ。目薬を持ってきてくれないか?目をシパシパしっぱなしだと、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓スクォンク:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「森の恐ろしい動物」でした。

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「あ、ども…スクォンクともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではスクォンク様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、森のいじめられっ子です。んで、目がショボショボするので目薬を手にいれたいのです。」

「森のいじめられっ子ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、スクォンクだよ。べつに徹夜麻雀明けじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つスクォンク。

「う〜ん…まずお聞きしますが、目薬を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、常にカラコン入れてお仕事してる読者モデルかな?目が乾燥するから、目薬は必需品だろう?」

「はい、するとまず“常にカラコン入れてお仕事してる”“目薬”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる読者モデルのお仕事エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで撮影してる読者モデルじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、青山ですね?あとは原宿とか、あのへんまでエリアを広げますか?大泉学園とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“青山の撮影所で、常にカラコン入れてお仕事してる読者モデルさんへ:スクォンクが目薬を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、目薬を提供してくれませんか?全身イボと痣に覆われてるので、とりあえず身元はたしかです。サンテメディカル10がベスト!原宿で撮影中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、目薬を提供してくれた読者モデルに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっとギャラのいい仕事紹介コース』、または『女優へステップアップ!ドラマ出演斡旋コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜スクォンクの最新ビビリ日記 “あふれる涙で、全身が溶けてしまうっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったスクォンク。おどろくなかれ、1週間もすると手元に目薬がわんさかさ。今日もさめざめとすすり泣きつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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