格安ホームページ制作

22. 徳川家康の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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徳川家康さん、55歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜む・・こまった。浜納豆がない。脳が活性化しない!関ヶ原への陰謀プランニングに支障がでてしまう!」
「ごもっともでございます、殿。まことにゆゆしき事態にございます。」
横からすかさず迎合するのは、謀臣の本田正信です。
そう、昔から偉大な政治家というのは、脳の健康に気を遣うのです。

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緊迫した晩餐の席。本田正信が言いました。
「殿、ホームページ制作をおやりになったら?郎党から献上される浜納豆だけでは、ブレーンアクチベイションには足りませぬ・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それは良いかもしれん!」
家康も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの東照神君でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、大名同士の婚儀根回しなどそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう徳川家康なのです。
“はじめまして、徳川家康です。浜納豆をたんまり確保して、徹夜で悪だくみしたいのです。浜納豆がないと、脳が虚弱になり陰謀が浅はかになってしまいます。1袋でも2袋でも大歓迎、至急ご提供いただけませんか?”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む徳川家康。そう、昔から偉大な政治家というのは、ひたすら細部までプランニングするから政争に強いのです。

“こんにちは、徳川家康だよ。困った困った、浜納豆が足りなくて、おつむがうまく回転しないよ!みんなで献上してくれないか?m(__)m ナットウキナーゼがんがん採って、ササッと豊家を簒奪さぁ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん・・。」
↓徳川家康:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、東照神君でした。

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「あ、ども・・徳川家康ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では徳川家康様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、五大老筆頭です。んで、天下を手に入れるためおつむにいい浜納豆を集めたいのです。」

「五大老筆頭ですか、う〜ん、なるほど・・。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“こんにちは、徳川家康だよ。困った困った、浜納豆が足りなくて、おつむがうまく回転しないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ徳川家康。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、浜納豆を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の存在を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのくらいの年齢の人に?」

「う〜ん・・やっぱし年寄りかな?浜納豆は、大豆を煮てせいろでゆっくり蒸し、一旦冷さまして2日待たねばならないから、若いヤツはかったるくて作ってらんないだろう。」

「はい、するとまず“お年寄り”“浜納豆”この2語が不可欠ですね。そして募集する若僧達の居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とても来れないような遠くにいるお年寄りに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身滞在してらっしゃる大坂ですね?あとは堺とか、あのへんまでエリアを広げますか?尾張とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん・・そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“大坂界隈にお住まいの、浜納豆を作ってるお年寄り達へ:徳川家康です。”

紹介文
“至急かけつけ、浜納豆をカンパしてくれませんか?お茶漬けやあたたかいごはんにかけ摂取して、脳を活性化させるのです。山椒の風味をしっかり効かせてくださーい!堺にお住まいのお年寄りも大歓迎!大豆は100%国内産使用、無添加・天然醸造でお願いしまーす!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから策謀家としての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎに褒章概要・・つまりどのような御礼を、浜納豆の提供者に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・『外様でも100万石進呈コース』とか、『お腹ぶっこわすまで!鯛の天ぷら食べ放題コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の切羽詰った状況をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜徳川家康の最新武将日記“重き荷を負うて、遠き道を行くが如し!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった徳川家康。おどろくなかれ、2週間もすると手元に浜納豆がわんさかさ。今日も冷たいコンソメに浮かしスプーンで口に運びつつ、ひとりモニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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