格安ホームページ制作

212. ヒュドラーの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●ギリシア神話の怪物ヒュドラーは、9つの首を持つ…らしい。→注

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ヒュドラーさん、5323歳。
いままさに、肩を押さえ顔をしかめておるのです。
「う〜ん…こまった。アンメルツがない!首を9個も支えてるので、肩がこるー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のヒュドラーシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいのほか肩甲骨がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにヒュドラーシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!ギリシア神話時代に、小林製薬はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
ヒュドラーも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「水蛇」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、ヘーラクレースとの戦いもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうヒュドラーなのです。
“初めまして、ヒュドラーです。アンメルツに難儀しております。ギリシア神話時代に小林製薬はありません。アンメルツをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むヒュドラー。そう、昔から伝説の生物といえど、肩が重くなれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、ヒュドラーだよ。べつに引越しやった直後じゃないよ。アンメルツを持ってきてくれないか?肩押さえてホゲーっとしてると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ヒュドラー:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「水蛇」でした。

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「あ、ども…ヒュドラーともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではヒュドラー様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、キングギドラの祖先です。んで、肩が痛いのでアンメルツを手にいれたいのです。」

「キングギドラの祖先ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ヒュドラーだよ。べつに引越しやった直後じゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つヒュドラー。

「う〜ん…まずお聞きしますが、アンメルツを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、グラビア撮影専門カメラマンの助手かな?ガンガンケリ入れられつつ重い機材担がされるから、アンメルツは必需品でだろう?」

「はい、するとまず“グラビア撮影専門カメラマンの助手”“アンメルツ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるカメラマン助手の忍耐エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで歯ぁ食いしばってるカメラマン助手じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、フォトスタジオが多い神宮外苑ですね?あとは青山とか、あのへんまでエリアを広げますか?下北とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“神宮外苑で、ガンガンケリ入れられつつ重い機材担がされてるカメラマン助手さんへ:ヒュドラーがアンメルツを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、アンメルツを提供してくれませんか?ヘーラクレースのライバルですので、とりあえず身元はたしかです。アンメルシン1%ヨコヨコ ひろびろ 110mlがベスト!青山で泣きながら耐えてる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、アンメルツを提供してくれたカメラマン助手に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっと優しい師匠ご紹介コース』、または『不眠でぶっ倒れたトキのケアーコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ヒュドラーの最新九岐日記 “とりあえず死角はないっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったヒュドラー。おどろくなかれ、1週間もすると手元にアンメルツがわんさかさ。今日も首をコキコキしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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