格安ホームページ制作

203. 秋山好古の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●秋山好古は極度の風呂嫌いで、近くにいるだけで異様な悪臭が漂う程だった…らしい。→注

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秋山好古さん、45歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。ノンスメルがない!あんまりクサイと部下がよりつかんー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、元帥陸軍大将の山縣有朋です。
そう、昔から偉大な軍人というのは、細かいコトに頓着せぬ人が多いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに山縣有朋が言いました。
「秋山、ホームページ制作をやれ!20世紀初頭の奉天では、ノンスメルを調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
秋山好古も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、陸軍大将従二位勲でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ旅順攻略もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう秋山好古なのです。
“初めまして、秋山好古です。ノンスメルに難儀しております。20世紀初頭の奉天にノンスメルはありません。ノンスメルをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む秋山好古。そう、昔から偉大な軍人といえど、皆が鼻をつまみ眉をひそめれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、秋山好古だよ。べつに不衛生が好きなワケじゃないよ。ノンスメルを持ってきてくれないか?悪臭プンプンだと、兵士達に嫌われるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓秋山好古:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、陸軍大将従二位勲でした。

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「あ、ども…秋山好古ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では秋山好古様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、騎兵第1旅団長です。んで、悪臭を緩和する為、ノンスメルを手にいれたいのです。」

「騎兵第1旅団長ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、秋山好古だよ。べつに不衛生が好きなワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ秋山好古。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ノンスメルを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、公共図書館で居眠りするホームレスおじさんかな?ものすごい「存在感」だから、やはりノンスメルは必携だろう?」

「はい、するとまず“公共図書館で居眠りするホームレスおじさん”“ノンスメル”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるホームレスおじさんの熟睡エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くの図書館で居眠りしれるホームレスおじさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、日比谷ですね?あとは原宿とか、あのへんまでエリアを広げますか?東大阪市とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“日比谷図書館で居眠りするホームレスおじさんへ:秋山好古がノンスメルを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ノンスメルを提供してくれませんか?近衛師団長でもあるので、身元はたしかです。1年脱臭:冷蔵庫用がベスト!渋谷区立中央図書館でおねむ中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから軍人としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ノンスメルを提供してくれたホームレスおじさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『一緒に地下の食堂でランチコース』、または『冬に公園で焚き火しても黙認コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜秋山好古の最新質素日記 “下駄の鼻緒を直す暇があるなら、裸足で行け!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった秋山好古。おどろくなかれ、1週間もすると手元にノンスメルがわんさかさ。今日も頑強に入浴こばみつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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