格安ホームページ制作

199. ジャン・ド・デュ・スールトの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●ナポレオン帝政下の元帥ジャン・ド・デュ・スールトは大変な俗物で、地位・名声・金銭など非常に貪欲だった…らしい。→注

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ジャン・ド・デュ・スールトさん、36歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。耳栓がない!myごーつくへの非難がゴーゴーで、鼓膜がキンキンするー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で高らかに叫び上げるのは、皇帝ナポレオン1世です。
そう、昔から偉大な元帥というのは欲張りなケースが多いので、風当たりも強いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにナポレオンが言いました。
「スールト、ホームページ制作をやれ!19世紀初頭のヨーロッパによい耳栓はありえん。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
ジャン・ド・デュ・スールトも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「フランス大元帥」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、アウステルリッツの戦いもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうジャン・ド・デュ・スールトなのです。
“初めまして、ジャン・ド・デュ・スールトです。耳栓に難儀しております。19世紀初頭のヨーロッパに、よい耳栓はありません。耳栓をお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むジャン・ド・デュ・スールト。そう、昔から偉大な元帥といえども、鼓膜が疲弊すればしかめっつらにもなるのです。

“こんにちは、ジャン・ド・デュ・スールトだよ。べつにニラミくれてるワケじゃないよ!鼓膜を守る、耳栓を持ってきてくれないか?ドイツ戦役に勝利するまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ジャン・ド・デュ・スールト:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「フランス大元帥」でした。

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「あ、ども…ジャン・ド・デュ・スールトともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではジャン・ド・デュ・スールト様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、戦争大臣を勤めております。んで、自己へのクレームを聞きたくないので、耳栓を集めたいのです。」

「戦争大臣ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ジャン・ド・デュ・スールトだよ。べつにニラミくれてるワケじゃないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つジャン・ド・デュ・スールト。

「う〜ん…まずお聞きしますが、耳栓を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、毒舌自慢のお笑い芸人かな?ひたすら他人を罵倒しまくるから、楽屋でおもいっきり言い返されるんじゃないか?」

「はい、するとまず“毒舌自慢のお笑い芸人”“耳栓”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるお笑い芸人の糾弾エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで嘲弄かましてるお笑い芸人さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、フジテレビがあるお台場ですね?あとは東新橋とか、あのへんまでエリアを広げますか?関テレとか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“お台場界隈で、毎日毒舌かましてるお笑い芸人さんへ:ジャン・ド・デュ・スールトが耳栓を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、耳栓を提供してくれませんか?ガッチリため込んでますので、身元は確かです。耳栓エクスプレス:EP-1がベスト!東新橋にて奮闘中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから元帥としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、耳栓を提供してくれたお笑い芸人さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『道端で襲われないようガードコース』、または『将来独立するトキ袋叩きにならない為の根回し請負コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ジャン・ド・デュ・スールトの貯蓄日記 “逆さにふっても、鼻血も出ません!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったジャン・ド・デュ・スールト。おどろくなかれ、1週間もすると手元に耳栓がわんさかさ。今日も元気にごーつくかましつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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