格安ホームページ制作

196. ミシェル・ネイの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●ナポレオン帝政下の元帥ミシェル・ネイは、フルートとクラリネット演奏を得意とした…らしい。→注

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ミシェル・ネイさん、36歳。
いままさに、苦痛に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…こまった。シップ薬がない!管楽器吹奏のしすぎで、腹筋がズキズキするー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で高らかに叫び上げるのは、皇帝ナポレオン1世です。
そう、昔から偉大な元帥というのは、たとえ趣味といえど没頭してしまうので、弊害も多いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにナポレオンが言いました。
「ネイ、ホームページ制作をやれ!19世紀初頭のヨーロッパにシップ薬はありえん。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
ミシェル・ネイも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「勇者の中の勇者」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、エルヒンゲンの戦いもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうミシェル・ネイなのです。
“初めまして、ミシェル・ネイです。シップ薬に難儀しております。19世紀初頭のヨーロッパに、シップ薬などあるハズありません。シップ薬をお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むミシェル・ネイ。そう、昔から偉大な元帥といえども、ポンポン痛ければ弱気にもなるのです。

“こんにちは、ミシェル・ネイだよ。べつに食中毒じゃないよ!腹筋の痛みを抑える、シップ薬を持ってきてくれないか?プロイセン戦軍を撃破するまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ミシェル・ネイ:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「勇者の中の勇者」でした。

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「あ、ども…ミシェル・ネイともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではミシェル・ネイ様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、エルヒンゲンを治めております。んで、腹筋の痛みを引かせる為シップ薬を集めたいのです。」

「エルヒンゲン公ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ミシェル・ネイだよ。べつに食中毒になったワケじゃないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つミシェル・ネイ。

「う〜ん…まずお聞きしますが、シップ薬を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、バラエティ番組のわらい屋かな?たいして面白くもないのに必死で声からすから、横隔膜がガタガタなんじゃないか?」

「はい、するとまず“バラエティ番組のわらい屋”“シップ薬”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるわらい屋の可愛がられエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでお仕事してるわらい屋さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、フジテレビがあるお台場ですね?あとは東新橋とか、あのへんまでエリアを広げますか?関テレとか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“お台場界隈で、毎日一生懸命頑張って笑ってるわらい屋さんへ:ミシェル・ネイがシップ薬を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、シップ薬を提供してくれませんか?逆境に強いコトはロシア戦歴で証明済みですので、身元は確かです。久光製薬:エアーサロンパスジェットがベスト!東新橋にて奮闘中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから元帥としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、シップ薬を提供してくれたわらい屋さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっとギャラのいいお笑い番組紹介コース』、または『笑いすぎてアゴが外れたトキの救急車調達コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ミシェル・ネイの声望日記 “全く何と言う男だ!ネイこそ真に勇者の中の勇者だ!!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったミシェル・ネイ。おどろくなかれ、1週間もすると手元にシップ薬がわんさかさ。今日も陽気にクラリネット吹いて軍を鼓舞しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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