格安ホームページ制作

195. ジャン・ランヌの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●ナポレオン帝政下の元帥ジャン・ランヌは、戦のたび重傷を負いつつも軍の先頭に立ち、戦い続けた…らしい。→注

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ジャン・ランヌさん、34歳。
いままさに、苦痛に顔をゆがけておるのです。
「う〜ん…こまった。消炎剤がない!傷による炎症で、全身赤むくれだー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で高らかに叫び上げるのは、皇帝ナポレオン1世です。
そう、昔から偉大な元帥というのは、ケガなど怖がらず敵に突っ込むので、いきおい負傷も多いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにナポレオンが言いました。
「ランヌ、ホームページ制作をやれ!19世紀初頭のヨーロッパに消炎剤はありえん。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
ジャン・ランヌも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「フランスのアイアス」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、大陸戦指揮もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうジャン・ランヌなのです。
“初めまして、ジャン・ランヌです。消炎剤に難儀しております。19世紀初頭のヨーロッパに、消炎剤などあるハズありません。消炎剤をお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むジャン・ランヌ。そう、昔から偉大な元帥といえども、全身真っ赤になれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、ジャン・ランヌだよ。べつに酒飲んでるワケじゃないよ!炎症を抑える、消炎剤を持ってきてくれないか?スペイン野戦軍を撃破するまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ジャン・ランヌ:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「フランスのアイアス」でした。

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「あ、ども…ジャン・ランヌともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではジャン・ランヌ様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、「我らがローラン」と呼ばれております。んで、全身の腫れを引かせる為消炎剤を集めたいのです。」

「「我らがローラン」ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ジャン・ランヌだよ。べつに酒飲んでるワケじゃないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つジャン・ランヌ。

「う〜ん…まずお聞きしますが、消炎剤を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、相撲部屋の新弟子さんかな?ワケもなく竹刀でバシバシ叩かれるから、消炎剤は必携じゃないか?」

「はい、するとまず“相撲部屋の新弟子”“消炎剤”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる新弟子の可愛がられエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで鍛えられてる新弟子さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、相撲部屋といえば墨田区ですね?あとは台東区とか、あのへんまでエリアを広げますか?茨城とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“墨田区界隈で、毎日激しく気合入れられてる相撲部屋新弟子さんへ:ジャン・ランヌが消炎剤を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、消炎剤を提供してくれませんか?大陸軍の要ですので、身元は確かです。メフェナム酸:ポンタールがベスト!台東区にて修行中のキミも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから元帥としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、消炎剤を提供してくれた新弟子さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『チャンコ味付け用豆板醤1年分贈呈コース』、または『部屋からの安全な脱出、手引きコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ジャン・ランヌの声望日記 “勇者の中の勇者とはまさに彼の事であろう!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったジャン・ランヌ。おどろくなかれ、1週間もすると手元に消炎剤がわんさかさ。今日もガンガン戦闘指揮しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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