格安ホームページ制作

192. アレクサンドル・スヴォーロフの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●アレクサンドル・スヴォーロフは故郷に引っ込んだトキ、大の大人なのに聖歌隊に入り一日中歌ってばかりいた…らしい。→注

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アレクサンドル・ヴァシリエヴィチ・スヴォーロフさん、54歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。ルゴールがない!ソプラノで歌いまくったからノドが痛いー!」
「もっともだ!ゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のヴァシリ・イヴァノビチ・スヴォーロフです。
そう、昔からロシアの偉大な軍人というのは、舌を噛みそうな名前の人が多いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにイヴァノビチが言いました。
「アレクサンドル、ホームページ制作をやれ!18世紀のロシアでは、ルゴールを調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
アレクサンドル・スヴォーロフも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、不敗の指揮官でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみフランス革命戦争騒ぎもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうアレクサンドル・スヴォーロフなのです。
“初めまして、アレクサンドル・スヴォーロフです。ルゴールに難儀しております。賛美歌を歌いすぎて、ノドから出血してしまいました。ルゴールをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むアレクサンドル・スヴォーロフ。そう、昔から偉大な軍人といえど、ソプラノがバスになってしまえば弱気にもなるのです。

“こんにちは、アレクサンドル・スヴォーロフだよ。べつに胃潰瘍じゃないよ。ルゴールを持ってきてくれないか?ノドから血がでて、口から赤いアワを吹いてるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓アレクサンドル・スヴォーロフ:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、不敗の指揮官でした。

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「あ、ども…アレクサンドル・スヴォーロフともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではアレクサンドル・スヴォーロフ様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、ロシア帝国最後の大元帥です。んで、ノドをいたわる為、ルゴールを手にいれたいのです。」

「ロシア帝国最後の大元帥ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、アレクサンドル・スヴォーロフだよ。べつに胃潰瘍じゃないよ。〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つアレクサンドル・スヴォーロフ。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ルゴールを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、Jリーグのサポーター軍団かな?スタジアムで絶叫しまくりだから、ルゴールは必需品だろう?」

「はい、するとまず“Jリーグのサポーター軍団”“ルゴール”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるサポーター軍団さんの絶叫エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでオーレオーレしてるサポーター軍団さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、味の素スタジアムですね?あとは日産スタジアムとか、あのへんまでエリアを広げますか?万博記念競技場とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“味の素スタジアムで絶叫中の、Jリーグサポーター軍団さんへ:アレクサンドル・スヴォーロフがルゴールを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ルゴールを提供してくれませんか?イタリア大公でもあるので、身元はたしかです。大正ルゴール ピゴン:30g入がベスト!日産スタジアムで絶叫中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから軍人としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ルゴールを提供してくれたサポーター軍団に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『顔にペイントする絵の具贈呈コース』、または『敵方サポーターとの乱闘用に!メリケンサック贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜アレクサンドル・スヴォーロフの最新ミーター日記 “きたれや、みたまよ!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったアレクサンドル・スヴォーロフ。おどろくなかれ、1週間もすると手元にルゴールがわんさかさ。今日も元気いっぱい賛美歌を歌いつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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