格安ホームページ制作

191. フリードリヒ2世の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●フリードリヒ2世は栽培を奨励するジャガイモを民衆が嫌っていることを知り、みずから毎日ジャガイモを食べ模範を示した…らしい。→注

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フリードリヒ2世さん、37歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。マーガリンが足りん!茹でたジャガイモには、塩だけでは物足りんー!」
「もっともだ!ゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のフリードリヒ・ヴィルヘルム1世です。
そう、昔から偉大な大王というのは、やはり味にうるさいのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにヴィルヘルム1世が言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!プロイセンのマーガリンは、お前が使い尽くしてしまった。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
フリードリヒ2世も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、プロイセン王でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、オーストリア継承戦争もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうフリードリヒ2世なのです。
“初めまして、フリードリヒ2世です。マーガリンに難儀しております。マーガリン無しでは、茹でたジャガイモはパサパサすぎます。マーガリンをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むフリードリヒ2世。そう、昔から偉大な大王といえども、ノドが渇けば弱気にもなるのです。

“こんにちは、フリードリヒ2世だよ。べつにクッキーを焼こうってんじゃないよ!顔面をいたわる、マーガリンを持ってきてくれないか?ベルリンを「北方のアテネ」にするまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓フリードリヒ2世:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、プロイセン王でした。

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「あ、ども…フリードリヒ2世ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではフリードリヒ2世様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、啓蒙専制君主の典型です。んで、ジャガイモを美味しくパクつく為マーガリンを集めたいのです。」

「啓蒙専制君主の典型ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、フリードリヒ2世だよ。べつにクッキーを焼こうってんじゃないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つフリードリヒ2世。

「う〜ん…まずお聞きしますが、マーガリンを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、菓子パン好きの下町キッズかな?蜂蜜と一緒にコッペパンに挟みかじってるんじゃないか?」

「はい、するとまず“菓子パン好きの下町キッズ”“マーガリン”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる下町キッズの活動エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでおやつ食べてる下町キッズじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、下町といえば台東区ですね?あとは荒川区とか、あのへんまでエリアを広げますか?大田区とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“台東区界隈のパン屋前でコッペパンかじってる、菓子パン好きの下町キッズ様へ:フリードリヒ2世がマーガリンを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、マーガリンを提供してくれませんか?ロココ朝の宮廷人なので、身元は確かです。雪印ネオソフトがベスト!荒川区で元気いっぱい遊んでるキミも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから大王としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、マーガリンを提供してくれた下町キッズに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『銀玉鉄砲贈呈コース』、または『ウルトラマンメンコ贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜フリードリヒ2世のコリンの戦い日記 “ごろつきどもよ、永遠の生を得たいか?”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったフリードリヒ2世。おどろくなかれ、1週間もすると手元にマーガリンがわんさかさ。これで安心!今日もジャガイモ飽食しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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