格安ホームページ制作

190. 李自成の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●李自成は餃子が大好物で、皇帝に即位後毎日のように食べていた…らしい。→注

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李自成さん、39歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。モンダミンがない!口臭をカットできんー!」
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横で迎合するのは、参謀の牛金星です。
そう、昔から短命な皇帝というのは、やっぱしどっか意地汚いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに牛金星が言いました。
「陛下、ホームページ制作をやられては?17世紀の中国では、モンダミンを調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
李自成も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、新順王でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、清の侵攻を防ぐのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう李自成なのです。
“初めまして、李自成です。モンダミンに難儀しております。17世紀の中国に、アース製薬はありません。モンダミンをたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む李自成。そう、昔から短命な皇帝といえど、エチケットには多少気遣うのです。

“こんにちは、李自成だよ。べつに胃弱じゃないよ!口臭をカットするモンダミンを持ってきてくれないか?41日間の在位を有意義に過ごしたいのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓李自成:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、新順王でした。

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「あ、ども…李自成ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では李自成様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、農民反乱指導者です。んで、口臭をカットする為、モンダミンを集めたいのです。」

「農民反乱指導者ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、李自成だよ。べつに胃弱じゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ李自成。

「う〜ん…まずお聞きしますが、モンダミンを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、平均睡眠時間1時間の売れっ子アイドルかな?寝不足で口が臭いから、モンダミンは必携だろう!」

「はい、するとまず“平均睡眠時間1時間の売れっ子アイドル”“モンダミン”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる売れっ子アイドルさんの奮闘エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで作り笑いしてる売れっ子アイドルさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、フジテレビがあるお台場ですね?あとは東新橋とか、あのへんまでエリアを広げますか?関テレとか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“お台場界隈で毎日臭い息吐きつつ営業スマイルしてる売れっ子アイドルさんへ:李自成がモンダミンを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、モンダミンを提供してくれませんか?短命ですが一応皇帝なので、身元はたしかです。モンダミンセンシティブ:1080ml入りがベスト!東新橋で奮闘中の貴女も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから短命皇帝としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、モンダミンを提供してくれた売れっ子アイドルさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『ファンクラブへ入会したげるコース』、または『へそくってる財宝、チョコッと贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜李自成の最新王将日記 “ニラよりにんにくを利かせ、たっぷりの肉とキャベツを刻み混ぜこんだ餡は、絶品です!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった李自成。おどろくなかれ、1週間もすると手元にモンダミンがわんさかさ。今日もガンガン焼き餃子たいらげつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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