格安ホームページ制作

188. グスタフ2世アドルフの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●グスタフ2世アドルフはマリア・エレオノーラと政略結婚をしたが、妻は情緒不安定で彼の悩みの種となった…らしい。→注

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グスタフ2世アドルフさん、28歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。耳栓がない!妻のヒステリー声で、耳がキンキンするー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のカール9世です。
そう、昔から偉大な国王というのは、かなりの確率で恐妻家が多いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにカール9世が言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!バルト帝国時代のスウェーデンに、よい耳栓はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
グスタフ2世アドルフも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「北方の獅子」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、バルト海の制海権をめぐりロシアと戦うのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうグスタフ2世アドルフなのです。
“初めまして、グスタフ2世アドルフです。耳栓に難儀しております。バルト帝国時代のスウェーデンによい耳栓はありません。耳栓をお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むグスタフ2世アドルフ。そう、昔から偉大な国王といえども、鼓膜が傷めば弱気にもなるのです。

“こんにちは、グスタフ2世アドルフだよ。べつに地顔がしかめっ面じゃないよ!鼓膜をいたわる、耳栓を持ってきてくれないか?ポーランドとの戦争に勝利するまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓グスタフ2世アドルフ:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「北方の獅子」でした。

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「あ、ども…グスタフ2世アドルフともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではグスタフ2世アドルフ様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、スウェーデンの大国時代の祖です。んで、鼓膜をいたわる為耳栓を集めたいのです。」

「スウェーデンの大国時代の祖ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、グスタフ2世アドルフだよ。べつに地顔がしかめっ面じゃないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つグスタフ2世アドルフ。

「う〜ん…まずお聞きしますが、耳栓を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、接待で毎晩午前様の営業部長かな?奥さんの小言で朝がツライから、耳栓は必須だろう!」

「はい、するとまず“接待で毎晩午前様の営業部長”“耳栓”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる営業部長の居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで小言に泣いてる営業部長じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、東京ベッドタウンの多摩地区ですね?あとは埼玉県南部とか、あのへんまでエリアを広げますか?横浜市とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“多摩地区で毎朝奥さんの小言に泣いてる、接待で毎晩午前様の営業部長さんへ:グスタフ2世アドルフが耳栓を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、耳栓を提供してくれませんか?スウェーデン王なので、身元は確かです。米国カーレース公式耳栓:モルデックスがベスト!埼玉県南部でじっと堪えてる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから国王としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、耳栓を提供してくれた営業部長に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『物分りのいい新たな妻を紹介してあげるコース』、または『占領した東プロイセンの土地、チョコっと割譲コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜グスタフ2世アドルフの財宝忍耐日記 “こらえこらえて、花咲かす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったグスタフ2世アドルフ。おどろくなかれ、1週間もすると手元に耳栓がわんさかさ。これで安心!今日も元気に朝から晩まで戦争しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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