格安ホームページ制作

185. 伊達政宗の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●伊達政宗は酒には滅法弱く、酔って失敗した逸話がいくつか残されている…らしい。→注

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伊達政宗さん、55歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。ヘパリーゼがない!二日酔いの肝臓をいたわりたいー!」
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横で迎合するのは、長男の秀宗です。
そう、昔から偉大な武将というのは、思わぬトコでハメを外してしまうのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに秀宗が言いました。
「父上、ホームページ制作をやられては?江戸初期には、ヘパリーゼはありませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
伊達政宗も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、武振彦命でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、大崎八幡宮建造もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう伊達政宗なのです。
“初めまして、伊達政宗です。ヘパリーゼに難儀しております。江戸初期にヘパリーゼなどありません。ヘパリーゼをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む伊達政宗。そう、昔から偉大な武将といえども、コメカミがズキズキすれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、伊達政宗だよ。べつに酒癖は悪くないよ!肝臓をいたわる、ヘパリーゼを持ってきてくれないか?貞山堀の運河を完成させるまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓伊達政宗:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、武振彦命でした。

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「あ、ども…伊達政宗ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では伊達政宗様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、陸奥国仙台藩主です。んで、肝臓をいたわる為ヘパリーゼを集めたいのです。」

「陸奥国仙台藩主ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、伊達政宗だよ。べつに酒癖は悪くないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ伊達政宗。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ヘパリーゼを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、初めてのコンパで飲みすぎた、大学デビューの真面目オトコ君かな?高校時代の飲酒経験がないから、バカな一気飲みかましてヘロヘロなんじゃないか?」

「はい、するとまず“初めてのコンパで飲みすぎた、大学デビューの真面目オトコ君”“ヘパリーゼ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる真面目オトコ君の意識混濁エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで口からアワふいてる真面目オトコ君じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、西早稲田ですね?あとは三田とか、あのへんまでエリアを広げますか?八王子とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“西早稲田で胃袋カラにして苦しんでる、大学デビューの真面目オトコ君へ:伊達政宗がヘパリーゼを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ヘパリーゼを提供してくれませんか?表高62万石に対し実高100万石あるので、身元は確かです。新ヘパリーゼドリンク25ml×5本入りがベスト!上半身裸で三田の路上に寝てるあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから武将としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ヘパリーゼを提供してくれた真面目オトコ君に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『新たな合コンをセッティングしてあげるコース』、または『新たなサークルを斡旋してあげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜伊達政宗の最新辞世日記 “曇りなき 心の月を 先だてて 浮世の闇を 照してぞ行く!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった伊達政宗。おどろくなかれ、1週間もすると手元にヘパリーゼがわんさかさ。これで安心!今日も元気に合コンに精出しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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