格安ホームページ制作

184. 加藤清正の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●加藤清正は平時でも常に腰兵糧に米3升と味噌、銀銭300文を入れていた…らしい。→注

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加藤清正さん、39歳。
いままさに、苦痛に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…こまった。キネシオテープがない!腰兵糧の重さで腰痛になったのに、骨盤を固定できんー!」
「もっともだ!ゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、盟友の福島正則です。
そう、昔から偉大な武将というのは、重装備で他を圧するのです。

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徐々に緊迫する場の空気。ついに福島正則が言いました。
「清正、ホームページ制作をやれ!戦国時代の日本では、キネシオテープを調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれぬ!」
加藤清正も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、従五位下主計頭でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、秀吉の九州征伐に従うのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう加藤清正なのです。
“初めまして、加藤清正です。キネシオテープに難儀しております。戦国時代の日本に、キネシオテープなどございません。キネシオテープをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む加藤清正。そう、昔から偉大な武将といえど、腰が立たなくなれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、加藤清正だよ。べつにずっと正座してたワケじゃないよ。キネシオテープを持ってきてくれないか?天草の一揆を鎮圧するまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓加藤清正:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、従五位下主計頭でした。

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「あ、ども…加藤清正ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では加藤清正様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、肥後国熊本藩主です。んで、腰が痛いのでキネシオテープを手に入れたいのです。」

「肥後国熊本藩主ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、加藤清正だよ。べつにずっと正座してたワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ加藤清正。

「う〜ん…まずお聞きしますが、キネシオテープを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、ウダツ上がんなくて棚卸しばかりやらされてる、窓際系サラリーマンかな?荷重で腰が痛むから、キネシオテープは必需品だろう!」

「はい、するとまず“ウダツ上がんなくて棚卸しばかりやらされてる、窓際系サラリーマン”“キネシオテープ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる窓際系サラリーマンのお勤めエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで窓際系やってるサラリーマンじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、老社が多い神田ですね?あとは西新橋とか、あのへんまでエリアを広げますか?恵比寿とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“神田界隈に勤め、棚卸しばかりやらされてる窓際系サラリーマンさんへ:加藤清正がキネシオテープを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、キネシオテープを提供してくれませんか?虎をも退治する豪傑なので、身元はたしかです。ニトリート:キネシオロジーテープがグッド!西新橋付近にお勤めの貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから武将としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、キネシオテープを提供してくれた窓際系サラリーマンに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっと居心地のいい会社をご紹介コース』、または『いずれリストラされたトキの再就職先斡旋コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜加藤清正の最新おヒゲ日記 “鎧の頬あてに髭があたる感覚が心地よい!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった加藤清正。おどろくなかれ、1週間もすると手元にキネシオテープがわんさかさ。今日も腰兵糧をガチャガチャさせつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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