格安ホームページ制作

182. 長宗我部元親の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●長宗我部元親は色白で大人しく、「姫若子」と揶揄されていた…らしい。→注

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長宗我部元親さん、17歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。日焼け用UVランプがない!ガングロじゃないと金グサリが似合わずなめられるー!」
「もっともじゃ!ゆゆしき事態じゃ!」
横で同意するのは、父の長宗我部国親です。
そう、昔から偉大な武将というのは、コワモテでなくてはいけないのです。

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徐々に緊迫する場の空気。ついに長宗我部国親が言いました。
「元親、ホームページ制作をやれ!戦国時代の日本では、日焼け用UVランプを調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれませぬ!」
長宗我部元親も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、土佐の出来人でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、土佐一国の統一もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう長宗我部元親なのです。
“初めまして、長宗我部元親です。日焼け用UVランプに難儀しております。戦国時代の日本に、日焼け用UVランプなどございません。日焼け用UVランプをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む長宗我部元親。そう、昔から偉大な武将といえど、色白だと弱気になるのです。

“こんにちは、長宗我部元親だよ。べつに引きこもりオタクじゃないよ。日焼け用UVランプを持ってきてくれないか?マックロイケメンになって、敵兵をビビらせるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓長宗我部元親:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、土佐の出来人でした。

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「あ、ども…長宗我部元親ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では長宗我部元親様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、鳥なき島の蝙蝠です。んで、黒くなる為日焼け用UVランプを手に入れたいのです。」

「鳥なき島の蝙蝠ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、長宗我部元親だよ。べつに引きこもりオタクじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ長宗我部元親。

「う〜ん…まずお聞きしますが、日焼け用UVランプを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、オラオラ系ホスクラで指名数No.1を目指すホスト兄ちゃんかな?ブラック度キープの為、日焼け用UVランプは必需品だろう!」

「はい、するとまず“オラオラ系ホスクラで指名数No.1を目指すホスト兄ちゃん”“日焼け用UVランプ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるホスト兄ちゃんのお勤めエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くのホスクラにお勤めの兄ちゃんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、なんといっても歌舞伎町ですね?あとは渋谷センター街とか、あのへんまでエリアを広げますか?五反田とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“歌舞伎町に勤め日焼け用UVランプを愛用する、オラオラ系ホスクラの指名数No.1を目指すホスト兄ちゃんへ:長宗我部元親が日焼け用UVランプを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、日焼け用UVランプを提供してくれませんか?豊臣政権下でも存命するので、身元はたしかです。小型でスタンド付きが便利でグッド!渋谷センター街付近にお勤めの貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから武将としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、日焼け用UVランプを提供してくれたホスト兄ちゃんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『ライバルを店長に讒訴し蹴落としたげるコース』、または『いずれ独立の際は資金用立て確約コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜長宗我部元親の最新訓戒日記 “一芸に熟達せよ。多芸を欲ばる者は巧みならず!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった長宗我部元親。おどろくなかれ、1週間もすると手元に日焼け用UVランプがわんさかさ。今日もグラサンかけてせっせと日焼けしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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