格安ホームページ制作

181. 織田信長の場合3
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●織田信長は大の相撲好きで、身分を問わずみずから庶民と相撲をとった…らしい。→注

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織田信長さん、15歳。
いままさに、苦痛に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…しまった。キネシオテープがない!無理な投げをうったので、椎間板を痛めた!背骨を固定せねばー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の織田信秀です。
そう、昔から偉大な武将というのは、わりとすぐムキになり見境ないアクションをかましてしまうのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに織田信秀が言いました。
「上総介、ホームページ制作をやれ!戦国時代の日本では、キネシオテープを調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれませぬ!」
織田信長も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、第六天魔王でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、通りで餅に喰らいつくもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう織田信長なのです。
“初めまして、織田信長です。キネシオテープに難儀しております。戦国時代の日本にキネシオテープなどありません。キネシオテープをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む織田信長。そう、昔から偉大な武将といえど、椎間板が正常の椎間腔を超え突出すれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、織田信長だよ。べつに脱腸じゃないよ!背骨を固定するキネシオテープを持ってきてくれないか?天下布武を達成するまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓織田信長:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、第六天魔王でした。

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「あ、ども…織田信長ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では織田信長様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、中世日本を近世に昇華させた革命児です。んで、やけどを治す為キネシオテープを集めたいのです。」

「中世日本を近世に昇華させた革命児ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、織田信長だよ。べつに脱腸じゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ織田信長。

「う〜ん…まずお聞きしますが、キネシオテープを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、24時間体制引越し屋のアルバイト君かな?昼夜とわず荷物かかえて運んでるから、背中を痛めるだろう!」

「はい、するとまず“24時間体制引越し屋のアルバイト君”“キネシオテープ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるアルバイト君の奮闘エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで搬入・搬出してるアルバイト君さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、オフィス街なら日比谷ですね?あとは神田とか、あのへんまでエリアを広げますか?西新宿とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“日比谷界隈でヒーヒーいいながら荷物運んでる、24時間体制引越し屋のアルバイト君へ:織田信長がキネシオテープを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、キネシオテープを提供してくれませんか?もうじき京に上るので、身元はたしかです。50o:業務用がベスト!神田で奮闘中のあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから武将としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、キネシオテープを提供してくれたアルバイト君さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっと時給のいい運送屋斡旋コース』、または『征服した美濃の土地、チョコっと割譲ース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜織田信長の最新戒名日記 “総見院殿贈大相国一品泰巌尊儀!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった織田信長。おどろくなかれ、1週間もすると手元にキネシオテープがわんさかさ。今日も元気に上手投げかましつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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