格安ホームページ制作

180. 島津義弘の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●島津義弘は、主従分け隔てなく、よく兵卒と一緒に囲炉にあたった…らしい。→注

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島津義弘さん、65歳。
いままさに、苦痛に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…しまった。イソジンがない!ずっと囲炉のそばにいたので、低温やけどになった!顔がヒリヒリするー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の島津貴久です。
そう、昔から偉大な武将というのは、わりと後先考えず、手軽に暖をとってしまうのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに島津貴久が言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!戦国時代の日本では、イソジンを調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれませぬ!」
島津義弘も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、鬼島津でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、飫肥の島津忠親を救うのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう島津義弘なのです。
“初めまして、島津義弘です。イソジンに難儀しております。戦国時代の日本にイソジンなどありません。イソジンをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む島津義弘。そう、昔から偉大な武将といえど、毛細血管が圧迫され血流が滞れば弱気にもなるのです。

“こんにちは、島津義弘だよ。べつに酒やけじゃないよ!皮膚を殺菌・消毒するイソジンを持ってきてくれないか?伝説の関ヶ原撤退を行うまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓島津義弘:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、鬼島津でした。

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「あ、ども…島津義弘ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では島津義弘様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、精矛厳健雄命です。んで、やけどを治す為イソジンを集めたいのです。」

「精矛厳健雄命ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、島津義弘だよ。べつに酒やけじゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ島津義弘。

「う〜ん…まずお聞きしますが、イソジンを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、12時間連続勤務のボイラーマンかな?常に顔を照りつけられながらの作業だから、イソジンは必需品だろう!」

「はい、するとまず“12時間連続勤務のボイラーマン”“イソジン”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるボイラーマンの奮闘エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで働くボイラーマンさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、東京湾ですね?あとはつくば山麓とか、あのへんまでエリアを広げますか?横浜港とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“東京湾沿いの倉庫で顔面ヒリヒリになってる、12時間連続勤務のボイラーマンさんへ:島津義弘がイソジンを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、イソジンを提供してくれませんか?楽譜に本領安堵されるので、身元はたしかです。瓶詰め30mlがベスト!つくば山麓で奮闘中のあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから武将としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、イソジンを提供してくれたボイラーマンさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっと時給のいい職場斡旋コース』、または『薩摩白波1ダース贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜島津義弘の最新時世日記 “天地の 開けぬ先の 我なれば 生くるにもなし 死するにもなし!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった島津義弘。おどろくなかれ、1週間もすると手元にイソジンがわんさかさ。今日も元気に囲炉にあたりつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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