格安ホームページ制作

177. 北条氏康の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●北条氏康は、部下への教訓として「酒は朝に飲め」という言葉を残した…らしい。→注

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北条氏康さん、43歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。出前してくれるラーメン屋がない!朝酒の〆にラーメンが食いたいー!」
「出前以前に、こんな時間にやってるラーメン屋はなかろうが!」
横で突っ込みを入れるのは、父の北条氏綱です。
そう、昔から偉大な大名というのは、ちょっと世間知らずなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに北条氏綱が言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!16世紀の相模原には、24時間営業のラーメン屋はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれませぬ!」
北条氏康も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、相模の獅子でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、今川義元との戦いもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう北条氏康なのです。
“初めまして、北条氏康です。ラーメンに難儀しております。16世紀の相模原に、ラーメン屋などございません。ラーメンを出前してくださる方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む北条氏康。そう、昔から偉大な大名といえど、小腹が空けば弱気にもなるのです。

“こんにちは、北条氏康だよ。べつにアミノ酸中毒じゃないよ。ラーメンを持ってきてくれないか?三国同盟を成立させるまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓北条氏康:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、相模の獅子でした。

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「あ、ども…北条氏康ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では北条氏康様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、相模守・左京大夫です。んで、お腹を満たしぐっすり眠る為ラーメンを出前してほしいのです。」

「相模守・左京大夫ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、北条氏康だよ。べつにアミノ酸中毒じゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ北条氏康。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ラーメンを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、徹マン明けのジャンゴロかな?勝負の後はラーメン食いたいから、朝方やってる店は熟知してるだろう?」

「はい、するとまず“徹マン明けのジャンゴロ”“ラーメン”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるジャンゴロさんの勤労エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでポンチーしてるジャンゴロさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまずは、眠らない街、歌舞伎町ですね?あとは池袋駅北口とか、あのへんまでエリアを広げますか?小金町とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“歌舞伎町界隈の徹マン明けジャンゴロさんへ:北条氏康がラーメンを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、朝から出前してくれるラーメン屋を教えてくれませんか?相模の虎ともよばれておりますので、身元はたしかです。とりがらしょうゆ味の正調東京ラーメンがベスト!池袋駅北口で奮闘明けの貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから大名としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ラーメンを提供してくれたジャンゴロさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『ガン牌用!印付麻雀牌進呈コース』、または『ゆるい旦那衆が集まる稼ぎ場店ご紹介コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜北条氏康の最新勇猛日記 “向こう傷しか、ありません!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった北条氏康。おどろくなかれ、1時間もすると手元にラーメンがわんさかさ。今日もチャーシュウ齧りつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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