格安ホームページ制作

174. 源義経の場合3
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●源義経は壇ノ浦の戦いで平教経に挑まれた際、船から船へと飛び移り八艘彼方へ飛び去った…らしい。(義経八艘飛び)→注

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源義経さん、26歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。キネシオテープがない!船のヘリをキックしつつ宙を舞い続けた結果、足をくじいたー!」
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横で同意するのは、忠臣の弁慶です。
そう、昔から偉大な武将というのは、なにをするにも限度というモノを知らないのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに弁慶が言いました。
「義経様、ホームページ制作をやられては?中世日本の瀬戸内では、キネシオテープを調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
源義経も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、九郎判官でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、ゆれる海上でキー操作がしづらい中必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう源義経なのです。
“初めまして、源義経です。キネシオテープに難儀しております。中世日本の瀬戸内に、キネシオテープなどありません。キネシオテープをたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む源義経。そう、昔から偉大な武将といえど、足首が腫れあがれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、源義経だよ。べつに肉離れ体質じゃないよ!足首を固定するキネシオテープを持ってきてくれないか?京に凱旋するまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓源義経:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、九郎判官でした。

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「あ、ども…源義経ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では源義経様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、平安末悲劇のヒーローNo.1です。んで、足首を固定する為、キネシオテープを集めたいのです。」

「平安末悲劇のヒーローNo.1ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“ここんにちは、源義経だよ。べつに肉離れ体質じゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ源義経。

「う〜ん…まずお聞きしますが、キネシオテープを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、行列が出来るラーメン屋の店長さんかな?連続で麺をゆでまくりで手首がガタガタだから、キネシオテープは必需品だろう!」

「はい、するとまず“行列が出来るラーメン屋の店長”“キネシオテープ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる店長さんの店舗エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで麺ゆでてる店長さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ラーメンの聖地荻窪ですね?あとは東池袋とか、あのへんまでエリアを広げますか?新小岩とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“荻窪界隈で毎日麺をゆでまくりの、行列が出来るラーメン屋の店長さんへ:源義経がキネシオテープを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、キネシオテープを提供してくれませんか?いずれ官位を受けたまわるので、身元はたしかです。キネシオロジーテープ:チタンプラスがベスト!東池袋で奮闘中のあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから武将としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、キネシオテープを提供してくれた店長さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『店舗拡張へ!いい物件ご紹介コース』、または『お水回り完璧!内装工事請負コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜源義経の最新先陣日記 “ニ存念アリ、一陣ニオイテ命ヲ棄テント欲ス!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった源義経。おどろくなかれ、1週間もすると手元にキネシオテープがわんさかさ。今日も舳先でせっせとテーピングしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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