格安ホームページ制作

173. 劉基の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●劉基は、韓林児に対し「牧童に過ぎぬ。こんな若造を奉じてどうなる!」と大喝した…らしい。→注

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劉基さん、40歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…しまった。ポカリスエットがない!大喝しまくったんで、ノドがカラカラだー!」
「もっともじゃ!ゆゆしき事態じゃ!」
横で同意するのは、主人の朱元璋です。
そう、昔から偉大な軍師というのは、人を人とも思わぬのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに朱元璋が言いました。
「劉基、ホームページ制作をやれ!明代の中国では、ポカリスエットを調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれませぬ!」
劉基も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、劉青田でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、『郁離子』執筆もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう劉基なのです。
“初めまして、劉基です。ポカリスエットに難儀しております。明代の中国に、ポカリスエットなどございません。ポカリスエットをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む劉基。そう、昔から偉大な軍師といえど、ノドが乾けば弱気にもなるのです。

“こんにちは、劉基だよ。べつに脱水症じゃないよ。ポカリスエットを持ってきてくれないか?ノドがかさかさで、大喝しづらいよ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓劉基:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、劉青田でした。

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「あ、ども…劉基ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では劉基様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、御史中丞です。んで、ノドをいたわる為ポカリスエットを手に入れたいのです。」

「中興の武功第一ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、劉基だよ。べつに脱水症じゃないよ。ポカリスエットを持ってきてくれないか〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ劉基。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ポカリスエットを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、レストランにマイペットボトルを持ち込む非常識エコ野郎かな?お冷に手をつけずに、ポカリをグビグビやってるんじゃないか?」

「はい、するとまず“レストランにマイペットボトルを持ち込む非常識エコ野郎”“ポカリスエット”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる非常識エコ野郎さんのお食事エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで食事中の非常識エコ野郎じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、新宿通り御苑前界隈ですね?あとは原宿表参道とか、あのへんまでエリアを広げますか?五反田とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“新宿通り御苑前界隈でレストランにマイペットボトルを持ち込んでる非常識エコ野郎さんへ:劉基がポカリスエットを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ポカリスエットを提供してくれませんか?朱元璋に我が子房とよばれておりますので、身元はたしかです。スクイズボトルスポーツキャップがBEST!原宿表参道でお食事中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから軍師としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ポカリスエットを提供してくれた非常識エコ野郎に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『ミネラルウォーター1ダース贈呈コース』、または『征服した蘇州の土地、チョコっと割譲コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜劉基の最新怒号日記 “大喝しまくると、ベロが上あごに貼り付きます!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった劉基。おどろくなかれ、1週間もすると手元にポカリスエットがわんさかさ。今日も元気に大喝しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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