格安ホームページ制作

171. 韓世忠の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●韓世忠は、盟友の岳飛を無実の罪で投獄した秦檜に対し「天下は納得しないぞ!」と怒鳴りつけた…らしい。→注

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韓世忠さん、53歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。ルゴールがない!怒鳴りまくったんで、ノドが張り裂けそうだー!」
「もっともじゃ!ゆゆしき事態じゃ!」
獄中から同意するのは、盟友の岳飛です。
そう、昔から偉大な軍人というのは、いざというトキの気合がケタはずれなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに岳飛が言いました。
「韓世忠、ホームページ制作をやれ!宋代の中国では、ルゴールを調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
韓世忠も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、万人敵でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、西夏を撃退するのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう韓世忠なのです。
“初めまして、韓世忠です。ルゴールに難儀しております。宋代の中国に、ルゴールなどありません。ルゴールをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む韓世忠。そう、昔から偉大な軍人といえど、ノドがゼェゼェすれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、韓世忠だよ。べつに気ぃ短かいワケじゃないよ。ルゴールを持ってきてくれないか?ノドから血がでて、怒鳴りづらいよ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓韓世忠:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、万人敵でした。

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「あ、ども…韓世忠ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では韓世忠様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、中興の武功第一です。んで、ノドをいたわる為ルゴールを手に入れたいのです。」

「中興の武功第一ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、韓世忠だよ。べつに気ぃ短かいワケじゃないよ。ルゴールを持ってきてくれないか〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ韓世忠。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ルゴールを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、先代の後を継いだばかりの二代目若社長かな?貫禄無いのをカバーする為、年中怒鳴りまくりだろう?」

「はい、するとまず“先代の後を継いだばかりの二代目若社長”“ルゴール”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる二代目若社長さんの怒号エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで怒鳴ってる二代目若社長じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、同族経営中小企業が多い神田駅西口ですね?あとは西新橋とか、あのへんまでエリアを広げますか?飯田橋とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“神田駅西口界隈で貫禄無いのをカバーする為年中怒鳴りまくりの二代目若社長さんへ:韓世忠がルゴールを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ルゴールを提供してくれませんか?黄天蕩の戦いの英雄ですので、身元はたしかです。ケンエールゴールソフト:50g入りがベスト!西新橋で絶叫中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから軍人としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ルゴールを提供してくれた二代目若社長に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『まつろわぬ古株壮年役員をうまく失脚させたげるコース』、または『征服した西夏の土地、チョコっと割譲コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜韓世忠の最新怒号日記 “怒鳴りまくると、ノドにポリープができます!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった韓世忠。おどろくなかれ、1週間もすると手元にルゴールがわんさかさ。今日も元気に怒鳴りつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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