格安ホームページ制作

168. 李靖の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●李靖は、敵が逃げる方向を正確に予測し伏兵を置き、挟撃して殲滅した…らしい。→注

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李靖さん、39歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。パンシロンがない!敵の進路を先読みしまくったんで、知恵熱がでた!頭痛がひどいー!」
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横で迎合するのは、部下の康蘇密です。
そう、昔から偉大な指揮官というのは、アタマ良すぎてワケわかんなくなっちゃうのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに康蘇密が言いました。
「李靖様、ホームページ制作をやられては?唐代の中国では、パンシロンを調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
李靖も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、大軍神でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、吐谷渾討伐もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう李靖なのです。
“初めまして、李靖です。パンシロンに難儀しております。唐代の中国に、ロート製薬はありません。パンシロンをたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む李靖。そう、昔から偉大な指揮官といえど、コメカミがズキズキすれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、李靖だよ。べつにうつ病じゃないよ!頭痛を消し去るパンシロンを持ってきてくれないか?突厥を滅ぼすまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓李靖:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、大軍神でした。

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「あ、ども…李靖ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では李靖様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、中国史上最高の名将です。んで、頭痛を抑える為、パンシロンを集めたいのです。」

「中国史上最高の名将ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、李靖だよ。べつにうつ病じゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ李靖。

「う〜ん…まずお聞きしますが、パンシロンを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、毎日10時間モニターとニラメッコの契約プログラマーかな?画面からの紫外線浴びまくりだから、慢性の頭痛だろう!」

「はい、するとまず“毎日10時間モニターとニラメッコの契約プログラマー”“パンシロン”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる契約プログラマーさんの奮闘エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで画面にかじりついてる契約プログラマーさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、新宿西口高層ビル街ですね?あとは霞ヶ関とか、あのへんまでエリアを広げますか?アキバとか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“新宿西口高層ビル街で毎日10時間モニターとニラメッコの契約プログラマーさんへ:李靖がパンシロンを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、パンシロンを提供してくれませんか?戦略眼には自信があるので、身元はたしかです。パンシロントラベル2錠入りで十分!霞ヶ関で奮闘中のあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから指揮官としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、パンシロンを提供してくれた契約プログラマーさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『征服した突厥の土地、チョコッと割譲コース』、または『正社員昇格への根回し請負コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜李靖の最新奇襲戦法日記 “遊牧民は切り込めば、案外たやすく崩せます!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった李靖。おどろくなかれ、1週間もすると手元にパンシロンがわんさかさ。今日もせっせと敵の動きをシュミレーションしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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