格安ホームページ制作

167. ベリサリウスの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●ベリサリウスは、占領地での政策まで口を出す悪妻に、アタマが上がらなかった…らしい。→注

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ベリサリウスさん、40歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。イボコロリがない!妻の小言で耳にタコができた!民衆の尊い声が聞こえなくなるー!」
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横で迎合するのは、書記官のプロコピオスです。
そう、昔から偉大な将軍というのは、わりと恐妻家が多いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにプロコピオスが言いました。
「ベリサリウス様、ホームページ制作をやられては?6世紀の東ローマでは、イボコロリを調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
ベリサリウスも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、大スキピオの再来でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、暴徒を競技場へと追い込むのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうベリサリウスなのです。
“初めまして、ベリサリウスです。イボコロリに難儀しております。6世紀の東ローマに、横山製薬はありません。イボコロリをたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むベリサリウス。そう、昔から偉大な将軍といえど、内耳が狭くなれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、ベリサリウスだよ。べつに心身症じゃないよ!耳のタコを消し去るイボコロリを持ってきてくれないか?ササーン朝軍の侵入を阻止するまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ベリサリウス:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、大スキピオの再来でした。

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「あ、ども…ベリサリウスともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではベリサリウス様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、東ローマ初期の大将軍です。んで、耳のタコをデリートする為、イボコロリを集めたいのです。」

「東ローマ初期の大将軍ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ベリサリウスだよ。べつに心身症じゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つベリサリウス。

「う〜ん…まずお聞きしますが、イボコロリを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、万年ヒラの壮年窓際会社員かな?年下の上司にいっつもガミガミいわれてるから、耳の中はタコだらけだろう!」

「はい、するとまず“万年ヒラの壮年窓際会社員”“イボコロリ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる窓際会社員さんの被叱責エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで叱責されてる窓際会社員さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、中小企業が多い神田西口ですね?あとは西新橋とか、あのへんまでエリアを広げますか?恵比寿とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“神田西口界隈で毎日耳のタコが肥大中の、窓際会社員さんへ:ベリサリウスがイボコロリを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、イボコロリを提供してくれませんか?常勝将軍ですので、身元はたしかです。液体タイプ:50ml瓶入りがベスト!西新橋で怒られてるあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから将軍としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、イボコロリを提供してくれた窓際会社員さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『征服したヴァンダル王国の土地、チョコッと割譲コース』、または『征服したシチリアの土地、チョコッと割譲コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ベリサリウスの最新恐妻日記 “ウチのは、天下のカカァ殿下!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったベリサリウス。おどろくなかれ、1週間もすると手元にイボコロリがわんさかさ。今日も敵前でせっせと塗布しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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