格安ホームページ制作

165. 太史慈の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●太史慈は城が管亥に囲まれた時、毎日城外でひたすら弓の練習を続け敵が(今日も練習だろう…)と油断した一瞬の隙に単騎包囲網を突破し、劉備への救援要請に赴いた…らしい。→注

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太史慈さん、21歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。キネシオテープがない!ひたすら弓を引き続けた結果、右肩の健を傷めたー!」
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横で同意するのは、盟友の孔融です。
そう、昔から偉大な武将というのは、なにをするにもハンパないのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに孔融が言いました。
「太史慈様、ホームページ制作をやられては?三国時代の中国では、キネシオテープを調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
太史慈も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、後の建昌都尉でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、孫策との一騎討ちもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう太史慈なのです。
“初めまして、太史慈です。キネシオテープに難儀しております。三国時代の中国に、キネシオテープなどありません。キネシオテープをたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む太史慈。そう、昔から偉大な武将といえど、肩が上がらなくなれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、太史慈だよ。べつに肩凝り性じゃないよ!右肩を固定するキネシオテープを持ってきてくれないか?折衡中郎将に任じられるまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓太史慈:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、後の建昌都尉でした。

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「あ、ども…太史慈ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では太史慈様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、弓を射れば百発百中の名手です。んで、右肩を固定する為、キネシオテープを集めたいのです。」

「弓を射れば百発百中の名手ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、太史慈だよ。べつに肩凝り性じゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ太史慈。

「う〜ん…まずお聞きしますが、キネシオテープを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、連投疲れの守護神投手かな?肩の酷使をカバーする為、キネシオテープは必需品だろう!」

「はい、するとまず“連投疲れの守護神投手”“キネシオテープ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる守護神投手さんの奮闘エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで投げてる守護神投手さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ビッグエッグですね?あとは神宮球場とか、あのへんまでエリアを広げますか?西武ドームとか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“ビッグエッグで奮闘中の、押さえの守護神投手さんへ:太史慈がキネシオテープを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、キネシオテープを提供してくれませんか?いずれ黄祖討伐でも大いに功績を挙げますので、身元はたしかです。バトルウィン セラポアテープ撥水がベスト!神宮球場で奮闘中のあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから武将としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、キネシオテープを提供してくれた守護神投手さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっと年俸の高い球団へのトレード斡旋コース』、または『引退後コーチとして球団に残れる根回し請負コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜太史慈の最新ド根性日記 “引いて引いて引きまくる!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった太史慈。おどろくなかれ、1週間もすると手元にキネシオテープがわんさかさ。今日も敵前でせっせとテーピングしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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