格安ホームページ制作

164. 光武帝の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●後漢の光武帝は宴会が好きで即位後も二十八将たちを集め大騒ぎしたが、本人は飲んでいなかった…らしい。→注

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光武帝さん、33歳。
いままさに、コメカミをヒクつかせておるのです。
「う〜ん…こまった。サンドバッグがない!宴会で自分だけ飲んでないんで、ストレスがたまったー!ブン殴ってウップン晴らすモンが欲しいー」
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横で迎合するのは、長子の東海恭王です。
そう、昔から偉大な皇帝というのは、体面上人前でははしゃげないケースも多いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに東海恭王が言いました。
「父上、ホームページ制作をやられては?古代中国では、サンドバッグを調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
光武帝も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、後漢の祖でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、奴隷解放及び大赦を行うのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう光武帝なのです。
“初めまして、光武帝です。サンドバッグに難儀しております。古代中国に、サンドバッグなんぞありません。サンドバッグをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む光武帝。そう、昔から偉大な皇帝といえど、自律神経が失調すれば、弱気にもなるのです。

“こんにちは、光武帝だよ。べつに神経過敏じゃないよ!ストレス発散用のサンドバッグを持ってきてくれないか?農村の生産力向上と民心の獲得まで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓光武帝:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、後漢の祖でした。

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「あ、ども…光武帝ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では光武帝様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、漢王朝を再興した英雄です。んで、スカッとする為サンドバッグを集めたいのです。」

「漢王朝を再興した英雄ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、光武帝だよ。べつに神経過敏じゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ光武帝。

「う〜ん…まずお聞きしますが、サンドバッグを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」
「う〜ん…やっぱし、自分じゃ興行を打てない弱小ボクシングジムの会長かな?ジム宣伝の為、サンドバッグ抱えて駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“自分じゃ興行を打てない弱小ボクシングジムの会長”“サンドバッグ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる会長さんの奮闘エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでスポンサー探しに必死こいてる会長さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまずは西武線の東長崎界隈ですね?あとは鷺宮あたりとか、あのへんまでエリアを広げますか?滝野川とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“東長崎で、スポンサー探しに必死こいてる弱小ボクシングジムの会長さんへ:光武帝がサンドバッグを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、サンドバッグを提供してくれませんか?封禅の儀式も行ったので、身元はたしかです。最高級:本革ハードタイプがベスト!鷺宮あたりで奮闘中のあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから皇帝としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、サンドバッグを提供してくれた会長さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『有望外人ボクサーをフィリピンあたりから輸入斡旋コース』、または『自ジムのランカーをタイトル挑戦させたげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜光武帝の最新達筆日記 “詔は、すべて直筆です!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった光武帝。おどろくなかれ、1週間もすると手元にサンドバッグがわんさかさ。今日も元気にコンビネーションブローを叩き込みつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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