格安ホームページ制作

160. しゅじゅしょうの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●しゅじゅしょうは、自らの血でお経を書き祈った結果、天が母の居場所を教えてくれた…らしい。→注

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しゅじゅしょうさん、50歳。
いままさに、顔面蒼白になっておるのです。
「う〜ん…こまった。血液をインクに使いすぎた!貧血だ!レバーを食べて鉄分を補給しなければー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
草葉の陰で心配するのは、蒸発した父のしゅじゅしょうシニアです。
そう、昔から偉大な孝行息子というのは、一途であるゆえ普段の食が細いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにしゅじゅしょうシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!宋時代の中国では、なかなか新鮮なレバーを調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
しゅじゅしょうも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、孝行息子でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、頭痛に悩まされつつ必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうしゅじゅしょうなのです。
“初めまして、しゅじゅしょうです。レバーに難儀しております。宋時代の中国 では、新鮮はレバーはなかなかありません。レバーをたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むしゅじゅしょう。そう、昔から偉大な孝行息子といえど、めまいがひどくなれば、弱気にもなるのです。

“こんにちは、しゅじゅしょうだよ。べつに寝不足じゃないよ!貧血をカバーするレバーを持ってきてくれないか?母に会うまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓しゅじゅしょう:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、孝行息子でした。

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「あ、ども…しゅじゅしょうともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではしゅじゅしょう様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、トップ・オブ・親孝行インチャイナです。んで、貧血に効くレバーを集めたいのです。」

「トップ・オブ・親孝行インチャイナですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、しゅじゅしょうだよ。べつに寝不足じゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つしゅじゅしょう。

「う〜ん…まずお聞きしますが、レバーを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、アルコールで舌が麻痺した焼酎呑みかな?クドい食いモンじゃないと肴にならんから、レバーは常食だろう!」

「はい、するとまず“アルコールで舌が麻痺した焼酎呑み”“レバー”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる焼酎呑みの泥酔エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでレバ刺し食ってる焼酎呑みさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまずは北区赤羽東口ですね?あとは新宿思い出横丁とか、あのへんまでエリアを広げますか?ジャジャン横丁とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“北区赤羽東口界隈でレバー喰らってる、アルコールで舌が麻痺した焼酎呑みさんへ:しゅじゅしょうがレバーを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、レバーを提供してくれませんか?一応官僚ですので、身元はたしかです。 コリッコリの塩焼きがベスト!思い出横丁で鯨飲馬食してるあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから孝行息子としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、レバーを提供してくれた焼酎呑みに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『ぶっ倒れたらタクシーに詰め込んだげるコース』、または『コレステロール過多に!黒ウーロン茶1ダース贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜しゅじゅしょうの最新効能日記 “鉄分の、宝庫といえるのがレバーです!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったしゅじゅしょう。おどろくなかれ、1週間もすると手元にレバーがわんさかさ。今日も安心して貧血起こししつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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