格安ホームページ制作

158. 孟宗の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●孟宗は、真冬に筍が食べたいと言いくさった母の為、竹林で泣きながら雪を掘り、ついに筍をゲットした…らしい。→注

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孟宗さん、19歳。
いままさに、激痛に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…こまった。エキバンAがない!素手で雪ほじくったんで、アカギレが出来たー!」
「なぜ?シャベルを使わなかったー!」
横で嘆くのは、母の孟宗マザーです。
そう、昔から偉大な孝行息子というのは、一途であるゆえにややバカであるケースも多いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに孟宗マザーが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやりなさい!三国時代の呉では、エキバンAを調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
孟宗も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、孝行息子でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、指先に走る激痛もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう孟宗なのです。
“初めまして、孟宗です。エキバンAに難儀しております。三国時代の呉に、エキバンAなんぞありません。エキバンAをたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む孟宗。そう、昔から偉大な孝行息子といえど、指が痛くて日常生活に支障がでれば、弱気にもなるのです。

“こんにちは、孟宗だよ。べつに痛風じゃないよ!アカギレを治すエキバンAを持ってきてくれないか?干した筍のアクが抜けるまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓孟宗:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、孝行息子でした。

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「あ、ども…孟宗ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では孟宗様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、プリンス・オブ・親孝行です。んで、アカギレを治すエキバンAを集めたいのです。」

「プリンス・オブ・親孝行ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、孟宗だよ。べつに痛風じゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ孟宗。

「う〜ん…まずお聞きしますが、エキバンAを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、「おしん」のモデルになった東北の女性達かな?極寒の中洗濯板使いまくるから、アカギレだらけだろう!」

「はい、するとまず“「おしん」のモデルになった東北の女性達”“エキバンA”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる女性達の辛抱エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで辛抱してる女性アイドルさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまずは山形の寒村ですね?あとは会津とか、あのへんまでエリアを広げますか?八戸とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“山形の寒村で、唇噛み締めて洗濯板使ってる東北の女性達へ:孟宗がエキバンAを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、エキバンAを提供してくれませんか?筍を採る為身体をはれるので、身元はたしかです。10g:チューブ入りがベスト!会津の寒村で辛抱中のあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから孝行息子としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、エキバンAを提供してくれた東北の女性達に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『炊き込み御飯と若竹汁をご馳走コース』、または『土佐煮と木の芽あえをご馳走コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜孟宗の最新懐石日記 “筍のさしみは、先端の柔らかい部分をわさび醤油で!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった孟宗。おどろくなかれ、1週間もすると手元にエキバンAがわんさかさ。今日も元気に雪に手ぇ突っ込みつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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