格安ホームページ制作

152. カール大帝の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●カール大帝は水泳に長じており、アーヘンの宮廷に大きな温泉プールを設けるほど愛好した…らしい。→注

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カール大帝さん、41歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。目薬がない!プールの塩素で、うさぎのオメメになったー!」
「もっともです!でもこすっちゃいけません!ますます痒くなります!」
横で気遣うのは、息子のルートヴィヒ1世です。
そう、昔から偉大な皇帝というのは、遊びすぎのリスクをいとわないのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにルートヴィヒ1世が言いました。
「父上、ホームページ制作をやられては?フランク王国界隈では、なかなか目薬を調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
カール大帝も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、チャールズ・ザ・グレートでした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、充血がひどくなるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうカール大帝なのです。
“初めまして、カール大帝です。目薬に難儀しております。フランク王国界隈ではなかなか目薬を入手できません。目薬をお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むカール大帝。そう、昔から偉大な皇帝といえども、目が痒くなれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、カール大帝だよ。べつに寝不足じゃないよ!目の痒みを和らげる、目薬を持ってきてくれないか?ザクセン族を服属させるまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓カール大帝:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、チャールズ・ザ・グレートでした。

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「あ、ども…カール大帝ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではカール大帝様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、僭称だけど西ローマ皇帝です。んで、目をいたわる為目薬を集めたいのです。」

「僭称だけど西ローマ皇帝ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、カール大帝だよ。べつに寝不足じゃないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つカール大帝。

「う〜ん…まずお聞きしますが、目薬を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、徹夜続きのテレビ番組製作会社スタッフかな?オメメがいつもショボショボだから、目薬は必携だろう!」

「はい、するとまず“徹夜続きのテレビ番組製作会社スタッフ”“目薬”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるスタッフさんの勤務エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで仕事してる製作会社スタッフさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、TBSがある赤坂ですね?あとは新宿御苑とか、あのへんまでエリアを広げますか?ゴールデンゲートとか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“赤坂界隈で奮闘中の、徹夜続きのテレビ番組製作会社スタッフへ:カール大帝が目薬を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、目薬を提供してくれませんか?中部イタリアを教皇に寄進するくらいなので、身元は確かです。ノアールなどの既製品でも全然大丈夫!御苑でレフ板抱えてるあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから皇帝としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、目薬を提供してくれた製作会社スタッフさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっと給料がいい会社を世話したげるコース』、または『社長を説得して待遇を改善したげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜カール大帝の最新点眼日記 “刺激少なめ、ソフトなさしこごち!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったカール大帝。おどろくなかれ、1週間もすると手元に目薬がわんさかさ。今日も背泳ぎしながらせっせと点眼しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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