格安ホームページ制作

148. ティベリウスの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●ティベリウスは、ワインを水割りで飲むのが普通だったローマ人としては珍しく、ストレートでグイグイ飲った…らしい。→注

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ティベリウスさん、38歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。ヘパリーゼがない!肝硬変が怖いー!」
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横で迎合するのは、宦官のリュグドゥスです。
そう、昔から偉大な皇帝というのは、ストレスから深酒に走るモノなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにリュグドゥスが言いました。
「陛下、ホームページ制作をやられては?古代ローマでは、ヘパリーゼを調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
ティベリウスも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、ローマ第2代皇帝でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、辺境防衛網確立もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうティベリウスなのです。
“初めまして、ティベリウスです。ヘパリーゼに難儀しております。古代ローマではヘパリーゼを入手できません。ヘパリーゼをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むティベリウス。そう、昔から偉大な皇帝といえども、体がダルくなれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、ティベリウスだよ。べつに手は震えてないよ!肝臓を守る、ヘパリーゼを持ってきてくれないか?ドナウ・ライン川防衛線の反乱鎮定までは、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ティベリウス:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、ローマ第2代皇帝でした。

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「あ、ども…ティベリウスともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではティベリウス様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、ローマ帝政を鉄壁にした賢帝です。んで、肝臓を守る為ヘパリーゼを集めたいのです。」

「ローマ帝政を鉄壁にした賢帝ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ティベリウスだよ。べつに手は震えてないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つティベリウス。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ヘパリーゼを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、資金繰りに苦しむ中小企業の経営者かな?自転車操業への懸念から、毎晩深酒の嵐なんじゃないか?」

「はい、するとまず“資金繰りに苦しむ中小企業の経営者”“ヘパリーゼ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる経営者の奮闘エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで青息吐息してる経営者じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、小さい会社が多数ひしめき合う神田ですね?あとは新橋とか、あのへんまでエリアを広げますか?飯田橋とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“神田界隈で毎日資金繰りに苦しむ中小企業の経営者さんへ:ティベリウスがヘパリーゼを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ヘパリーゼを提供してくれませんか?なんといっても皇帝様なので、身元は確かです。新ヘパリーゼドリンク50ml×10本入りがベスト!新橋で毎晩トラになってるあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから皇帝としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ヘパリーゼを提供してくれた社長さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『資金ローンの口をきいてあげるコース』、または『社員を説得して給与遅延の理解を求めたげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ティベリウスの最新支出引締日記 “俗物どもよ、浪費をやめよ!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったティベリウス。おどろくなかれ、1週間もすると手元にヘパリーゼがわんさかさ。これで安心!今日もガブガブワイン干しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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