格安ホームページ制作

147. 朱雀門の鬼の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●朱雀門の鬼は、平安京の朱雀門で紀長谷雄の全財産をかけさせ双六勝負に没頭した…らしい。→注

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朱雀門の鬼さん、511歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。目薬がない!盤面を凝視し続けたので、オメメが充血だー!」
「もっともです!一点をにらみ続けてると、目の疲れもはなはだしいモノです!」
横で同意するのは、息子の朱雀門鬼ジュニアです。
そう、昔から有名な妖怪というのは、働きすぎに頓着しないのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに鬼ジュニアが言いました。
「父上、ホームページ制作をやられては?平安時代の京界隈では、なかなか目薬を調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
朱雀門の鬼も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、地獄の看守でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、角を隠すのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう朱雀門の鬼なのです。
“初めまして、朱雀門の鬼です。目薬に難儀しております。小田原界隈ではなかなか目薬を入手できません。目薬をお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む朱雀門の鬼。そう、昔から有名な妖怪といえども、目が血走れば弱気にもなるのです。

“こんにちは、朱雀門の鬼だよ。べつに博打狂いじゃないよ!目の充血をいたわる、目薬を持ってきてくれないか?勝負に勝つまでは、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓朱雀門の鬼:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、地獄の看守でした。

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「あ、ども…朱雀門の鬼ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では朱雀門の鬼様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、炎の勝負師です。んで、目をいたわる為目薬を集めたいのです。」

「炎の勝負師ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、朱雀門の鬼だよ。べつに博打狂いじゃないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ朱雀門の鬼。

「う〜ん…まずお聞きしますが、目薬を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、競輪場で絶叫してるドヤ住まいおじさんかな?今夜のメシ代も足りないのに全財産つっこむから、目が血走りまくりじゃないか?」

「はい、するとまず“競輪場で絶叫してるドヤ住まいおじさん”“目薬”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるドヤ住まいおじさんの絶叫エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで命張ってる博打おじさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、京王閣競輪場がある調布市ですね?あとは立川市とか、あのへんまでエリアを広げますか?大宮市とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“京王閣競輪場で絶叫している、ドヤ住まいおじさんへ:朱雀門の鬼が目薬を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、目薬を提供してくれませんか?なんといってもコワモテなので、身元は確かです。スマリンなどの既製品でも全然OK!立川で全財産すったばかりのあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから妖怪としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、目薬を提供してくれた博打おじさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『日雇いの就職先を世話したげるコース』、または『女房を説得して理解を求めたげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜朱雀門の鬼の最新点眼日記 “目にアイケア!心にハートフル!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった朱雀門の鬼。おどろくなかれ、1週間もすると手元に目薬がわんさかさ。今日もせっせと歩きながら点眼しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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