格安ホームページ制作

146. 手長足長の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●手長足長は秋田の鳥海山に棲んでおり、山から山に届くほど長い手足を持っている…らしい。→注

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手長足長さん、1752歳。
いままさに、苦痛に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…こまった。シップ薬が足りん!長すぎる足を支えるので、膝関節が炎症をおこしたー!」
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横で同意するのは、弟子の一反木綿です。
そう、昔から有名な妖怪というのは、なにかしらのリスクを背負い個性を貫くモノなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに一反木綿が言いました。
「手長足長様、ホームページ制作をやられては?鎌倉時代の秋田では、もはやシップ薬を調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
手長足長も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、大巨人でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、旅人をさらって食べるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう手長足長なのです。
“初めまして、手長足長です。シップ薬に難儀しております。鳥海山界隈のシップ薬は、使い尽くしてしまいました。シップ薬をたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む手長足長。そう、昔から有名な妖怪といえど、膝が笑えば弱気にもなるのです。

“こんにちは、手長足長だよ。べつに上から目線じゃないよ!膝の激痛を和らげるシップ薬を持ってきてくれないか?日本海を行く船を襲いまくるまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓手長足長:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、大巨人でした。

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「あ、ども…手長足長ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では手長足長様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、いにしえの巨大妖怪です。んで、膝がガクガクで歩きづらいので、シップ薬を集めたいのです。」

「いにしえの巨大妖怪ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、手長足長だよ。べつに上から目線じゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ手長足長。

「う〜ん…まずお聞きしますが、シップ薬を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、幕内入り目前のソッポ型力士かな?膝のバネを酷使するから、シップ薬は必需品だろう!」

「はい、するとまず“幕内入り目前のソッポ型力士”“シップ薬”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるソッポ型力士さんの稽古エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで稽古中のソッポ型力士さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、出羽海部屋と春日野部屋がある両国ですね?あとは江東区とか、あのへんまでエリアを広げますか?足立区とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“両国界隈で奮闘中の、幕内入り目前のソッポ型力士達さんへ:手長足長がシップ薬を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、シップ薬を提供してくれませんか?タブノキの実を常食しておりますので、歯・アゴなどは健康そのものです。サロンパス-ハイ48枚入りがベスト!江東区でお稽古中のあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから妖怪としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、シップ薬を提供してくれたソッポ型力士さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『鳥海山散策ご案内コース』、または『不老長寿の神仙薬進呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜手長足長の最新屈伸日記 “立ってもしゃがんでも、膝小僧はやんちゃ者!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった手長足長。おどろくなかれ、1週間もすると手元にシップ薬がわんさかさ。今日も膝を冷やしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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