格安ホームページ制作

144. 国定忠治の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●鬼より怖い国定忠治は、にっこり笑いながら人を切りまくった…らしい。→注

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国定忠治さん、26歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。シワ取りクリームがねぇ!人を斬るたび微笑だんで、目元に笑いジワができた!年寄りにみられるー!」
「もっともだ!こいつぁゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、親分の大前田英五郎です。
そう、昔から偉大な親分というのは、世間一般とは違う切り口で悩みを持つのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに大前田英五郎が言いました。
「忠治、ホームページ制作をやれ!19世紀の上州では、シワ取りクリームを調達できねぇ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!そいつぁいいかもしれやせん!」
国定忠治も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、博徒の神様でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、片手で人を斬りながら必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう国定忠治なのです。
“初めまして、国定忠治です。酸素に難儀しております。19世紀の上州で、シワ取りクリームなんぞ手に入るハザァありません。クリームをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む国定忠治。そう、昔から偉大な親分といえど、容貌が老ければ弱気にもなるのです。

“こんにちは、国定忠治だよ。べつにB系じゃないよ!シワ取りクリームを持ってきてくれねぇか?玉村京蔵・主馬兄弟をブッタ斬るまで、セットバックは許されねぇのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓国定忠治:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、博徒の神様でした。

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「あ、ども…国定忠治ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では国定忠治様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、賭場経営です。んで、仕事とは関係ねぇんですが、シワ取りクリームを集めたいのです。」

「賭場経営ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、国定忠治だよ。べつにB系じゃないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ国定忠治。

「う〜ん…まずお聞きしますが、シワ取りクリームを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、30半ばにさしかかったお局OLかな?、社内での威厳をキープする為、シワ取りクリームは必携でがしょう!」

「はい、するとまず“30半ばにさしかかったお局OL”“シワ取りクリーム”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるお局OLさんの勤務エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くの会社でブイブイいわてるお局OLじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、なんといっても銀座ですね?あとは日本橋とか、あのへんまでエリアを広げますか?恵比寿とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“銀座界隈で毎日新入社員を泣かしてる、30半ばにさしかかったお局OLさんへ:国定忠治がシワ取りクリームを所望です。”

紹介文
“至急、シワ取りクリームを持ってきてくれやせんか?百々村の親分なので、身元は確かです。マイクロコラーゲン:アイリフトネットがベスト!日本橋界隈でご活躍中の貴女も、ぜひご協力くだせぇ!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから親分としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、シワ取りクリームを提供してくれたお局OLさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『気に食わん課長をいわしたげるコース』、または『セクハラする部長をいわしたげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜国定忠治の最新コメント集 “忠治の伊勢参りだ。共をするか?”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…、さっそく制作しやしょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった国定忠治。おどろくなかれ、1週間もすると手元にシワ取りクリームがわんさかさ。今日もガンガン微笑んで人を惨殺しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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