格安ホームページ制作

143. 子龍趙雲の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●子龍趙雲は長坂で単騎曹操の大軍中を突破し、阿斗(後の劉禅)を救った…らしい。→注

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子龍趙雲さん、31歳。
いままさに、痛痒に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…こまった。ベビーパウダーがない!ずっと赤子を背負ったままだったので、背中に汗をかいた!あせもがかゆいー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、同僚の関羽雲長です。
そう、昔から偉大な武人というのは、汗っかきだったりするのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに関羽が言いました。
「趙雲、ホームページ制作をやれ!三国時代では、ベビーパウダーを調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれぬ!」
子龍趙雲も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、永昌亭侯でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、槍を振り回すのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう子龍趙雲なのです。
“初めまして、子龍趙雲です。ベビーパウダーに難儀しております。三国時代にベビーパウダーなどあるハズないです。よいベビーパウダーをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む子龍趙雲。そう、昔から偉大な武人といえど、背中に発疹ができれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、子龍趙雲だよ。べつに変な病気じゃないよ!かゆみを抑えるベビーパウダーを持ってきてくれないか?魏を倒すまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓子龍趙雲:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、永昌亭侯でした。

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「あ、ども…子龍趙雲ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では子龍趙雲様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、蜀の騎兵隊長です。んで、背中の皮膚をいたわる為ベビーパウダーを集めたいのです。」

「蜀の騎兵隊長ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、子龍趙雲だよ。べつに変な病気じゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ子龍趙雲。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ベビーパウダーを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、託児所勤めのベビーシッターかな?この季節赤ちゃんは汗をかくから、ベビーパウダーは必需品だろう!」

「はい、するとまず“託児所勤めのベビーシッター”“ベビーパウダー”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるベビーシッターさんの勤務エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで勤務中のベビーシッターさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ヤンママが子供を預ける大久保駅前ですね?あとは東池袋とか、あのへんまでエリアを広げますか?五反田とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“大久保駅前でご勤務中の、ベビーシッターさんへ:子龍趙雲がベビーパウダーを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ベビーパウダーを提供してくれませんか?順平侯ですので、身元はたしかです。和光堂のシッカロールがベスト!東池袋で奮闘中の貴女も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから武人としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ベビーパウダーを提供してくれたベビーシッターさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『パンパース1年分贈呈コース』、または『ムーニーマン1年分贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜子龍趙雲の最新疾走日記 “邪魔するヤツは、突き殺すぞ!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった子龍趙雲。おどろくなかれ、1週間もすると手元にベビーパウダーがわんさかさ。今日もパフパフ背中にはたきつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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