格安ホームページ制作

133. 韋駄天の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●仏法守護神の韋駄天は非常に足が速く、とてつもないスピードで駆けまくった…らしい。→注

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韋駄天、12529歳。
いままさに、ノドを押さえ苦しんでおるのです。
「う〜ん…こまった。酸素ボンベがない!超スピードに対する空気抵抗を考えんかった!呼吸ができん!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で併走しながら同意するのは、父の大自在天です。
そう、昔から偉大なというのは、常識でははかり知れない悩みを持つのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに大自在天が言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代インドでは、酸素ボンベを調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
韋駄天も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、韋天将軍でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、全力疾走しながら必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう韋駄天なのです。
“初めまして、韋駄天です。酸素に難儀しております。古代インドで、酸素ボンベなんぞ手に入るハズありません。ボンベをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む韋駄天。そう、昔から偉大なといえど、呼吸が苦しくなれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、韋駄天だよ。べつに棒弱無人じゃないよ!酸素ボンベを持ってきてくれないか?捷疾鬼に追いついて捕まえるまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓韋駄天:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、韋天将軍でした。

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「あ、ども…韋駄天ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では韋駄天様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、地球最初の音速ランナーです。んで、いま酸欠状態なので酸素ボンベを集めたいのです。」

「地球最初の音速ランナーですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、韋駄天だよ。べつに棒弱無人じゃないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ韋駄天。

「う〜ん…まずお聞きしますが、酸素ボンベを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし海岸観光地のサーフ・ライフセーバーかな?、溺れたヤツに活を入れる為、酸素ボンベは必携だろう!」

「はい、するとまず“海岸観光地のサーフ・ライフセーバー”“酸素ボンベ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるライフセーバーさんの活躍エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くの海岸じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、湘南戸塚界隈ですね?あとは江ノ島とか、あのへんまでエリアを広げますか?与論島とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“湘南戸塚界隈の、サーフ・ライフセーバーさんへ:韋駄天が酸素ボンベを所望です。”

紹介文
“至急、酸素ボンベの大きいヤツを持ってきてくれませんか?六面十二臂なので、身元は確かです。ランニングコストはほぼ電気代のみの、酸素濃縮器でOK!!江ノ島界隈でご活躍中のあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから守護神としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、酸素ボンベを提供してくれたライフセーバーさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『捷疾鬼から取り返した仏舎利贈呈コース』、または『釈尊のため駆け巡って集めた食物贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜韋駄天の最新疾走日記 “オン イダテイタ モコテイタ ソワカ”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…苦しいから、急いで制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった韋駄天。おどろくなかれ、1時間もすると手元に酸素ボンベがわんさかさ。間一髪で酸素をむさぼりつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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