格安ホームページ制作

126. 小原庄助の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●小原庄助は、朝寝朝酒朝湯が大好きなせいで身上をつぶした…らしい。→注

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小原庄助さん、28歳。
いままさに、苦痛に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…こまった。シップ薬が足りん!布団上で腹ばいになり肘突いて手酌してたんで、肘の腱がいかれたー!」
「あーもっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の小原庄助シニアです。
そう、昔から偉大な放蕩モンというのは、横着にもホドがあるというコトを知らんのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに庄助シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!会津磐梯山界隈では、もはやシップ薬を調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれませぬ!」
小原庄助も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、大酒豪でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、肘をかばうのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう小原庄助なのです。
“初めまして、小原庄助です。シップ薬に難儀しております。磐梯山界隈のシップ薬は、使用し尽くしてしまいました。シップ薬をたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む小原庄助。そう、昔から偉大な放蕩モンといえど、間接イタタになれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、小原庄助だよ。べつにバカじゃないよ!肘をラクにさせるシップ薬を持ってきてくれないか?スッカラカンになるまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓小原庄助:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、大酒豪でした。

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「あ、ども…小原庄助ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では小原庄助様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、天下無双の穀つぶしです。んで、肘が痛いのでシップ薬を集めたいのです。」

「天下無双の穀つぶしですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、小原庄助だよ。べつにバカじゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ小原庄助。

「う〜ん…まずお聞きしますが、シップ薬を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし意味も無くショットバーに通い詰める独り者のOLかな?カウンターに頬杖ついてアンニュイかますから、よく肘を痛めるんじゃないか?」

「はい、するとまず“意味も無くショットバーに通い詰める独り者のOL”“シップ薬”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる独り者のOLさんのたそがれエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くのバーでため息ついてるOLさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまずなんといっても、六本木ですね?あとは広尾とか、あのへんまでエリアを広げますか?浦安とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“六本木界隈で、意味も無くショットバーに通い詰める独り者のOLさんへ:小原庄助がシップ薬を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、シップ薬を提供してくれませんか?放蕩するほど金持ちなので、身元はたしかです。微香無臭の漢方中黄膏パップがベスト!広尾でアンニュイ中のあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから放蕩モンとしての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、シップ薬を提供してくれた独り者のOLさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『材木で大儲けするコツ伝授コース』、または『朝風呂に入れるバスクリン1年分贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜小原庄助の最新鯨飲日記 “朝によし昼なおよし晩によし飯前飯後その間もよし!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった小原庄助。おどろくなかれ、1週間もすると手元にシップ薬がわんさかさ。今日も完治した肘でアゴを支え飲酒しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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